【全国学力テスト】低学力層の割合に顕著な地域差…都道府県別の結果公表 | NewsCafe

【全国学力テスト】低学力層の割合に顕著な地域差…都道府県別の結果公表

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 文部科学省は2025年9月30日、小学校6年生と中学校3年生を対象に実施した2025年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の都道府県別・政令指定都市別の分析結果を公表した。中学校ではもっとも正答数の少ない学力層の割合に顕著な地域差がみられた。

 2025年度全国学力テストは4月14日~17日、全国の国公私立の小学6年生と中学3年生を対象に国語、算数・数学、理科の教科調査と質問調査を実施した。今回の分析では、正答数に応じて、A~Dの4つの学力層に分類。CBTで実施した中学理科のみ、3を基準にIRTスコアが高い方から5段階に分けて分析した。

 全国平均と各都道府県・政令指定都市を比較したところ、中学校数学と中学校理科では、正答数のもっとも少ない学力層の割合に、顕著な地域差がみられた。

 中学校数学におけるもっとも正答率の少ない学力層(D層)の割合は、全国平均で23.7%。都道府県別では石川県の18.8%が最少(政令指定都市を含めると、さいたま市の18.6%が最少)、沖縄県の35.5%が最多だった。

 中学校理科におけるもっとも正答率の少ない学力層(バンド1)の割合は全国平均で4.2%。都道府県別では秋田県の1.8%が最少、沖縄県の6.7%が最多となっている(政令指定都市を含めると、堺市の9.2%が最多)。

 なお、都道府県・指定都市別の平均正答率・スコアの分布は、小学校・中学校のすべての教科において、全国的なばらつきの傾向と大きな差はみられなかったとしている。

 全国学力テストの結果公表は、2025年度より3段階に分けて実施しており、今回が最終版となった。2025年度全国学力テストの集計結果は、文部科学省および国立教育政策研究所のWebサイトで公開している。
《川端珠紀》

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