代々木ゼミナールは、各大学の入試情報をWebサイトで随時公表している。京都大学は、2025年度前期入試における入学者数2,698人のうち、女子は556人で全体の20.6%にとどまった。2026年度入試で理・工学部に設置される女子枠に期待が寄せられる。 大学入試で、特定の学部や学科において女子学生の入学を促進するために、近年「女子枠」を設ける動きが加速している。2026年度入試では京都大学をはじめ、広島大学や大阪大学でも新設が予定されている。 代々木ゼミナールの入試情報によると、京都大学は2025年度前期入試における入学者数2,698人のうち、女子は556人で全体の20.6%にとどまることが明らかとなった。 入学者に占める女子の割合を学部別にみると、教育学部46.4%がもっとも多く、ついで文学部40.8%、農学部30.2%、医学部30.1%、法学部29.4%、総合人間学部29.2%、経済学部14.7%、工学部10.0%、理学部8.4%であった。 京都大学では女性比率が著しく低い理学部・工学部において、2026年度特色入試で女性募集枠を新設。理学部は、総合型選抜として物理学・数学入試で10人、宇宙・地球惑星科学入試で5人、工学部は学校推薦型選抜として、地球工学科5人、物理工学科5人、電気電子工学科7人、情報学科2人、理工化5人の女性募集枠を設ける。理工学部は、一般枠と併願可となっている。 代々木ゼミナールでは、各大学の入試情報をWebサイトで随時公表。2025年度入試の合格者の成績など、受験生に役立つ情報を提供している。