社会人1年目で「タワマン購入」した結果…元TBSアナ・国山ハセン氏が教える「得する不動産購入テクニック」 | NewsCafe

社会人1年目で「タワマン購入」した結果…元TBSアナ・国山ハセン氏が教える「得する不動産購入テクニック」

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社会人1年目で「タワマン購入」した結果…元TBSアナ・国山ハセン氏が教える「得する不動産購入テクニック」

住宅価格が高騰するなか、「今、家を買うべきなのか」「住宅ローンを背負うのは早すぎないか」と迷う人は少なくありません。とくに初めての購入では、借金への不安が先に立ち、資産を持つチャンスを見送ってしまうケースも多いでしょう。

TBSキャスターとしてキャリアを積み、現在はビジネス映像メディア「PIVOT」でマネー番組のナビゲーターを務める国山ハセン氏は、社会人1年目で住宅ローンを活用し不動産を購入した自身の経験から、「住宅ローンは庶民が大きなリターンを狙える数少ない投資手段」だと語ります。

本記事では、国山氏の著書から「住宅ローンを利用して不動産を取得するなら若いうちが有利」な理由を解説します。

※本記事は書籍『投資初心者の僕がプロたちから学んだ、正しいお金の増やし方』(国山ハセン:著/徳間書店)から一部抜粋・編集したものです

父の教えで、社会人1年目でタワマン購入

僕が人生で初めて投資の世界に足を踏み入れたのは、投信でも株でもなく、不動産でした。そして運よく、初めての不動産投資である程度の成功を収めることができました。

僕が若くして不動産を持つことになったのは、父の影響でした。父はイラク出身。不安定な政情が続く中東で生まれ育った父には、「安心して住める家を持つことが何より大事」との信条がありました。昔の日本風にいえば、一国一城の主たれ、という美学の持ち主です。

世間では「賃貸vs持ち家」論争がいまだに続いていますが、そんな父の背中を見て育った僕は持ち家一択。普通、マイホームの購入を考えるのは30代あたりでしょう。家庭を持ち、仕事も落ち着き、収入に余裕が出てくるころです。でも父の教えは違いました。

「家はできるだけ早く買え」

この言葉を胸に、僕はTBSに新卒で入社して1年目から動き出しました。当時の僕は右も左もわからず、とにかくがむしゃらに働いていました。ありがたいことに残業代もそれなりに支給されていたため、僕はさっそく住宅ローンを組むことにして、マイホーム探しに乗り出したのです。

僕が目星をつけたのは、東京のベイエリアのとある駅。今でこそタワマンが立ち並び、街並みも綺麗に整備されていますが、当時は「これから開発します」という雰囲気はあるものの、空き地も目立つエリアでした。

正直、当時は不動産の知識なんてゼロです。とうぜん専門的な分析なんて一切できません。でも、僕なりに考えたポイントが2つありました。1つは、都心からのアクセスが悪くないこと。もう1つは「これだけ大規模な再開発が進むなら不動産の価格も上がるはずだ」という楽観的な予想です。

僕はこの2つの理由でそのエリアの将来性に賭け、あるタワーマンションの1室の購入を決意しました。抽選倍率は3倍でしたが、幸運にも当選。社会人になって1年にも満たない若造がタワマンのオーナーになった瞬間です。

その後、ご存知のとおり、東京のベイエリアの不動産価格は大幅に上昇しました。タワマン購入から数年後、僕は住んでいたその部屋を売却。結果として数千万円のキャピタルゲイン(売却益)を得ることができました。

僕は投資信託も個別株投資もやっています。金(ゴールド)や、なんならビットコインのようなハイリスクなものにも手を出しています。でも、そのたった一度の不動産取引で得られた利益は、ほかの投資でコツコツ積み上げているものとはケタ違いでした。

「やっぱり不動産の利益はデカい」僕はそう思い知ったのです。父の「できるだけ早く買え」という教え。正直、当時は半信半疑でしたが、今では心から感謝しています。もし父の一押しがなければ、その大きなチャンスを逃していたはずです。

▶住宅ローンは富裕層への「切り札」?

庶民に与えられた富裕層への切符「住宅ローン」

投資の世界は「お金持ちがさらにお金持ちになる仕組み」だと言われます。まるでトランプゲームの「大富豪」のように、一度富裕層になった人が強いカードをずっと持ち続ける。一方で、資産を持たない人は、いくら働いても追いつけない。

僕はTBS社員時代から、「このまま会社員を続けているだけでは、大きな資産を築くのは難しいかもしれない」と感じていました。そして残念ながら、この僕の不安を、経済のプロが裏付けてしまったのです。

経済学者トマ・ピケティがその著書『21世紀の資本』で示した「r >g」という法則です。簡単に言うと、「資産運用(株や不動産など)で得られるリターン=r」は、「労働で得られる給料の伸び(経済成長率)=g」よりも大きいということ。

つまり、資産を持っている人が資産運用で資産を増やすスピードは、私たちが必死に働いて昇給するスピードよりも構造的に“速い”。残念ながら、これが資本主義の逃れられないルールらしいのです。

「じゃあ、一般人の私たちは富裕層のレースをただ眺めるだけ?」と思いたくなりますよね。でも、諦めるのはまだ早い。実は日本に住んでいる労働者にも、資産家のゲームに割って入るための「切り札」が与えられています。それが「住宅ローン」です。

「住宅ローン? ただの借金じゃん」と思う人もいるかもしれません。でも、使い方さえ間違えなければ、とんでもないチャンスを呼び込むカードになります。

なぜ住宅ローンが切り札なのか。普通に働いていても、自己資金だけでは何十年もかからないと買えないような数千万円、場合によっては億単位の高額な資産を、「他人の資本」を使って手に入れられるからです。

たとえば、年収500万円の会社員が、その7〜8倍にあたる3500万円〜4000万円近い融資を受けられるケースは珍しくありません。

▶「家を買うならなるべく早く」その理由とは?

「個人の信用」で億が動く“異常”な世界

僕が住宅ローンの“異常さ”を心から実感したのは、起業して会社の資金調達に奔走したときでした(僕はTBSを退職後、フリーのアナウンサーとして、またPIVOTの契約社員として働くだけでなく、起業家としても活動しています)。

ベンチャーキャピタルの方々に「この事業には未来があります!」「絶対に成功させます!」とどれだけ熱く語っても、先方のリアクションは冷静そのものです。この売上予測の根拠は? 競合との差別化は? 3年後の黒字化は本当に可能ですか? ――矢継ぎ早に質問が飛んでくる。

しかも、ベンチャーキャピタルから融資を受ける際には多くの場合、自社の株式の一部を渡す必要があります。つまり、会社の経営権の一部を手放すということです。

出資の審査には数ヶ月かかることもザラ。その間、プレゼン資料を何度もつくり直し、深夜まで数字を練り直し、それでも「ここが甘い」と指摘される。正直、何度も心が折れかけました。「もういいや」と投げ出したくなった夜もありました。

それに比べて、住宅ローンはどうでしょう。個人が「家を買いたい」と銀行に行く。そこで銀行が見るのは基本的に「年収」と「勤務先」だけです。

事業計画書? 不要です。将来の収益予測? 不要です。「国山さん、この家を買って一体どう収益を上げるんですか?」なんて質問もされません。

「いやいや、それはハセンがTBSに勤めていたから有利でしょ」とツッコまれるかもしれません。はい、まさしくその通りです。大企業の正社員は、銀行から見たら信用が高いのは紛れもない事実。僕が社会人1年目からローンを組めたのもこのおかげです(念のため言っておきますが、僕がすごいのではなくTBSという看板がすごかった!)。

しかし、大企業勤務でなくても、先ほど言ったように、年収500万円の会社員が3500万円〜4000万円近い融資を受けられるケースは普通にあります。

ベンチャーキャピタルから2000万円を調達するのはそうとう苦労するのに、住宅ローンなら平均的なサラリーマンの方でも3500万円~4000万円を比較的あっさりと借りられてしまう。「この人なら返せそうだ」という信用情報さえ整っていれば、数千万円、場合によっては億単位のお金が動く世界です。

しかも、抵当権はあるとはいえ、マイホームの一部を手放す必要もない。ベンチャーキャピタルに株の一部を渡すのとは大違いです。銀行が個人に対してここまで大きなお金を、しかもかなり安い金利で貸してくれる仕組みなんてほかにありません。

住宅ローンは、私たち一般人が「資本家の仲間入り」をするための貴重なチャンス。これを使わない手はありません。

前に述べたように、僕は社会人1年目でタワマンを買い、数千万円のキャピタルゲインを得ました。もしそのとき父の教えに背いて「まだ家を買うのは早いな」とチャンスを見送っていたら当然、その数千万円は手に入りませんでした。それどころか、今ごろ高騰し続ける不動産価格のニュースを見て、「家なんてもう買えない……」と嘆いていたでしょう。あのとき決断しなかった過去の自分を、本気で後悔していたはずです。

「若いうちから何千万もの借金なんて怖い」「いや、そうはいっても、もう少し給料が安定してから……」そう思う人も多いかもしれません。しかし、住宅ローンを利用して不動産を取得することに関しては、「若い(=早い)ほど有利」です。

若ければ、返済期間を長く設定できるからです。たとえば、30歳なら多くの金融機関で最長となる35年ローンを組めます。長い期間でゆっくり返せるため、月々の返済額を抑えることができる。今払っている家賃と同じくらいで済むかもしれません。生活への負担も少なく、余裕があればほかの投資にも回せます。

銀行側から見ても、若さは好印象です。“これから長く働く若い人”のほうが返済能力が安定していると判断されやすく、融資のハードルが下がります。

一方、50歳でローンを組もうとすると、定年までの期間が短いため、返済期間は15年や20年といった短期間になりがち。家計の負担が増えるので返済計画も厳しくなり、銀行も融資に慎重になります。

また、住宅ローンは借り入れ時の年齢だけでなく、完済時の年齢にも制限があります。多くの金融機関では完済時の上限年齢を80歳未満としているため、最長35年のローンを組めるのは、44歳前後が上限です。

こうした理由から、僕はなるべく若いうちに家を買うべきだと思っています。ボーナスなどで頭金を少しずつ貯め、早めに住宅ローンを使って「自分の資産」を持つ。

父から教わり、そして自分が実際に投資をして痛感した「家は買えるチャンスがあるなら早く持つべき」という考え。これはいまや、僕の不動産投資の哲学になっています。だから将来、自分の子どもにも同じことを伝えるつもりです。

「チャンスがあるなら、早く家を買いなさい」父から僕へ。そして僕から子どもへ。この教えは、これからも受け継いでいくでしょう。

ここまでの記事では、主に「住宅ローンの考え方」についてご紹介しました。続く【関連記事】では、人気の「家族で挑む不動産購入」について詳しくお伝えします。
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■著者略歴: 国山ハセン(クニヤマハセン)
1991年生まれ、東京都出身。中央大学商学部卒業。2013年、TBSテレビに入社。数々の番組でメインMCなどを務め、2021年8月からは報道番組『news23』のキャスターも務める。2022年末に退社し、ビジネス映像メディア「PIVOT」に参画。動画コンテンツの企画・制作に携わり、なかでもMCを務める『MONEY SKILL SET(マネースキルセット)』『MONEY SKILL SET EXTRA(マネースキルセット・エクストラ)』は資産運用の学びの番組として大きな人気を博している。2025年、アメリカでFOX UNION Inc.を立ち上げ、日本発のグローバルメディア「UnKnown」を合わせてローンチ。著書に『アタマがよくなる「対話力」』(朝日新聞出版)がある。


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