2026年3月11日(水)、令和8年度(2026年度)大阪府公立高等学校入学者選抜のうち、一般入学者選抜の学力検査が実施された。3月6日の出願締切時点(2026年3月7日発表)で、単位制を除く全日制普通科(専門学科併置校を含む)は募集人員1万8,591人に対して、学校全体の志願者数が1万8,994人で競争率は1.02倍となった。 リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「数学」(C問題、B問題)の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。大阪府<数学>講評(開成教育グループ 提供)C問題<総論>大問1 数と式 やや易大問2 平面図形 やや難大問3 空間図形 難 大問数・小問数・配点・出題の骨格は、直近4年間と同様であった。問題ごとの難度差が大きく、取捨選択が必要な構成であった。 大問1では、計算や数に関する問題、確率の問題が出題された。数に関する問題や確率の問題は、複数の条件を整理したうえで処理する必要があるものが見られた。 大問2の平面図形では、9年ぶりに円を見つけさせる問題が出題された。円が見つかれば、相似に持ち込める典型的な問題であったため、円が見つけられるかどうかが、得点差が生じやすいポイントとなる問題であった。 大問3の空間図形は、四角柱を題材とした問題であった。前半は点や面の位置関係が複雑であり、後半は頻出解法を用いる問題であったため、後半は頻出の処理に持ち込みやすい構造であった。 全体を通して、答えに到達するまでの手数が多い問題が多かった。記述問題については、例年通り関数記述と証明の2題が出題された。証明は5年連続、相似の証明であった。<トピックス>・処理手順が多く、計算力が問われる問題B問題<総論>大問1 計算問題 標準大問2 小問集合 標準大問3 1次関数の利用(規則性) やや易大問4 平面図形・空間図形 やや難 大問数・小問数・配点・出題の骨格は、直近4年間と同様であった。問題ごとの難度差が大きく、取捨選択が必要な構成であった。 大問2では、確率の問題や資料の活用に関する問題が出題された。確率では、問題設定がやや複雑で情報の整理が必要な問題であった。 大問3では、規則性をテーマとした1次関数の利用問題が出題された。最後の設問は1次方程式を用いて解く問題であった。 大問4は前半が「平面図形」、後半が「空間図形」の問題であった。いずれも、相似を用いた解法がテーマであったが、平行線や補助線を用いて相似な図形を見いだせるかがポイントであった。 一部に処理量の多い設問はあるものの、全体としては基本から標準レベルの問題が中心であった。記述問題については、例年通り関数記述と証明の2題が出題され、証明は5年連続、相似の証明であった。<トピックス>・読解力と情報処理能力が問われる問題・処理手順が多い問題 このレポートは2026年3月12日(木)に開成教育グループが作成したもの。協力:開成教育グループ