25年度第2回高卒認定試験、3,945人合格…前年度比337人増 | NewsCafe

25年度第2回高卒認定試験、3,945人合格…前年度比337人増

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出願者、受験者および合格者の状況
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  • 受験地別受験状況(令和7年度第2回)
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 文部科学省は2025年12月10日、2025年度(令和7年度)第2回高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)の結果を公表した。第2回試験は前年度比842人増の8,327人が受験、3,945人が全科目に合格し大学入学資格を取得した。合格者の最終学歴は高校中退が42.0%でもっとも多かった。

 高卒認定試験は、さまざまな理由で高校を卒業できなかった人たちの学習成果を適切に評価し、高校を卒業した人と同等以上の学力があるかを認定する試験。合格者は、大学・短大・専門学校の受験資格が与えられる。また、高校に在学中であっても病弱で欠席が多く、単位を修得できなかった場合などに、高卒認定試験でその科目を受験し、合格すれば学校長の判断で単位修得と認められる場合もある。

 2025年度第2回高卒認定試験は、11月8日・9日の2日間で実施された。出願者数は9,445人(前年度比927人増)、受験者数は8,327人(同842人増)。1以上の科目に合格した7,357人のうち、47.4%にあたる3,945人(同337人増)がすべての科目に合格して大学入学資格を取得した。

 今回の高卒認定試験合格者の平均年齢は20.5歳、最高年齢は73歳。高卒認定試験合格者を最終学歴別にみると、「高校中退」が42.0%ともっとも高く、ついで「全日制高校在学」30.7%、「定時制・通信制高校在学」12.3%、「中学校卒業」8.1%など。

 高卒認定試験の受験者数は2001年(平成13年)の3万2,460人をピークにおおむね減少傾向にあり、2024年度には1万5千人台まで減らしていた。2025年度は第1回・第2回ともに受験者数が前年度を上回り、合計で1万6,820人に増加。前年度に比べ1,235人増となり、2023年度の受験者数もわずかながら上回った。

 なお、2026年度第1回高等学校卒業程度認定試験より、試験科目に「情報」が追加される。理科の科目の選び方によっては合格に必要な科目数が9~10科目になるという。試験科目を免除できる高等学校の科目は生徒の入学年度によって異なるため確認が必要。詳細は、文部科学省Webサイトで確認できる。
《畑山望》

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