文部科学省は2025年9月30日、2026年度(令和8年度)国公立大学入学者選抜について発表した。理工系分野の女子枠を設置する大学は8大学・12学部増の38大学49学部にのぼることがわかった。 文部科学省は、毎年度、各国公立大学が7月末までに公表した入学者選抜要項などをもとに概要を取りまとめ、公表している。数値は2025年7月末現在のものであり、その後の状況により変動が生じる可能性がある。 2025年度に入学者選抜を実施する大学・学部数は、国立が81大学415学部、公立が98大学225学部。そのうち、理工系分野における女子を対象とする選抜の実施大学・学部は、38大学49学部にのぼる。 今回新たに女子枠を設けるのは、岩手大学(理工)、山形大学(工・フレックスコース)、京都大学(理、工)、広島大学(理、工、情報科)、愛媛大学(工)、埼玉大学(工)、大阪大学(基礎工)、公立小松大学(生産システム科)の8大学11学部。すでに女子枠を設けている高知工科大学は、システム工学群で新たに導入する。 2025年度入試日程は、大学入学共通テストが2026年1月17日と18日に実施。前期日程試験は2月25日から、中期日程試験(公立のみ)は3月8日以降、後期日程試験は3月12日以降に実施される。