文部科学省は2025年9月30日、2026年度(令和8年度)国公立大学入学者選抜について発表した。国立81大学と公立98大学をあわせた179大学の募集人数は13万813人。総合型選抜は国公立全体の約9割を占める161大学が設置し、1万63人を募集。募集人員全体の7.7%にのぼる。 文部科学省は、毎年度、各国公立大学が7月末までに公表した入学者選抜要項などをもとに概要を取りまとめ、公表している。数値は7月末現在のものであり、その後の状況により変動が生じる可能性があるという。 2025年度に入学者選抜を実施する大学・学部数は、国立が81大学415学部、公立が98大学225学部。前年度と比べると、国立は1学部増、公立は2学部増となった。募集人員は、国立が9万6,344人(前年度比24人増)、公立が3万4,469人(同216人増)、合計13万813人(同240人増)。 「総合型選抜」は、国立75大学(92.6%)387学部(93.3%)、公立86大学(87.8%)190学部(84.4%)が実施。前年度と比較すると、国立は6大学44学部増、公立は30大学61学部増と、国公立ともに過去最多を更新。総合型選抜での募集人員は、国立が8,051人、公立が2,012人の計1万63人で、募集人員全体の7.7%にのぼった。 「学校推薦型選抜」は、国立76大学(93.8%)303学部(73.0%)、公立97大学(99.0%)218学部(96.9%)が実施。前年度と比較すると、国立は2学部増、公立は3学部増。学校推薦型選抜での募集人員は、国立が1万3,243人、公立が9,739人の計2万2,982人で、募集人員全体の17.6%を占める。 2025年度入試日程は、大学入学共通テストが2026年1月17日と18日に実施。前期日程試験は2月25日から、中期日程試験(公立のみ)は3月8日以降、後期日程試験は3月12日以降に実施される。