河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2025年7月7日、学習計画・目標をしっかり立て、自分の可能性にチャレンジする有意義な夏休みを過ごすためのポイントをまとめた「夏休み40日間の過ごし方」を掲載した。学習計画や目標が書き込めるスケジュール表もあわせて提供している。 Kei-Netは、夏休みにやっておきたいことや実践のポイントを解説した「夏休み40日間の過ごし方」を掲載。「夏を制する者が、受験を制する」と、夏にやるべきことができたかどうかで秋以降の成績の伸びに差が付くとし、「夏休みこれだけはやろう!」と「夏休みの学習計画の立て方」の2本立て構成で、先輩の体験談を交えながら有意義に過ごすためのコツを特集している。 「夏休みこれだけはやろう!」では、まずは「基礎固め」と「苦手科目の克服」に取り組むことをアドバイス。長い夏休みはまとまった勉強時間がとれるチャンス。特に高3生はあせって過去問などの問題演習に取りかかりたくなるところだが、その前に「基礎固めができているか」「苦手科目はないか」を振り返り、まずは基本事項を徹底的に定着させるよう促している。 受験を乗り越えた経験のあるKei-Net特派員に尋ねた2024年度のアンケートでも、夏休みに重点的に取り組んだことは、1位「苦手教科・科目の克服」28%、2位「各教科・科目の基礎固め」27%との結果が出ている。 また、アンケート結果より65%が「高3の1学期まで」に志望校を決めていることから、まだ志望校が決まっていない場合は、夏休み中に早急に志望校を検討するようアドバイス。志望校が決まることで学習方針が立てやすくなるという。また、高校1・2年生にも、早期から情報収集をするべきとして、オープンキャンパスへの参加を勧めている。 「夏休みの学習計画の立て方」では、受験生にとって「天王山」である夏休みを有意義に過ごすため、「計画倒れしないスケジュールを立てよう」「毎日の生活リズムを整えよう」「集中して学習しよう」という3つのポイントを掲載。スケジュールの立て方では、「英語を頑張る」といったあいまいな目標ではなく、「英単語を500個覚える」「苦手な数列やベクトルを克服する」「物理の問題集を2回繰り返す」など、具体的な目標の立て方を紹介している。 また、全体目標、週単位の学習計画、週達成タスクなど、自分だけの学習計画表が作成できるスケジュール表を提供。ダウンロードして活用することが可能だ。 Kei-Netでは、夏休みの学習成果を実感するのは秋以降のことが多く、すぐに成果が出なくても自分を信じて40日間学習を続けてほしいとし、「志望校に合格できる力が付くよう健闘を祈ります!」とエールを送っている。