厚生労働省の2023年国民生活基礎調査によると、児童のいる983万5,000世帯における働くお母さんの割合は77.8%と過去最高を更新した。一方で働くお母さんの9割が疲れを感じているが、特に対処出来ていないことが2025年5月8日、大正製薬の調査結果から明らかとなった。 “働くお母さんの疲労”実態調査は、さまざまな女性の生活に潜む多様な“疲れ”の実態を明らかにするリポビタンファインの「頑張るあなたの疲れ実態調査」の第1弾。20代から60代の女性有職者で、高校生以下の子供と同居する166人を対象に、インターネットでのアンケート形式で実施された。調査期間は2025年4月11日~14日。 調査結果によると、「疲れを感じることは多いが、特に対処できていない」という質問に対して「あてはまる」と回答した人が9割以上(92.1%)にのぼった。 さらに、働くお母さんの7割以上(72.3%)が「家族のために休めない」と感じていることも判明した。休みたいと思っても、家族のために休むことができないという現実が、働くお母さんたちの疲れをさらに深刻化させているようだ。 また、約7割(68.7%)の働くお母さんが「疲れをガマンすることに慣れてしまっている」と回答しており、疲れた“ママ”の状態が常態化していることがうかがえる。 疲れを感じることがあるが、特に対処をしていない理由については、「小さい子供がいるので、疲れを感じていても中々自分のタイミングでゆっくり休むことができない」(20代女性)、「子供に手がかかるので、自分に使う時間がない」(40代女性)、「家族で出かけても帰ると自分だけやらなければいけないことがある。疲れていてもゆっくりなんてとんでもない」(60代女性)などの声が寄せられている。 今後も大正製薬は、さまざまなな女性の生活に潜む多様な“疲れ”の実態を明らかにする「頑張るあなたの疲れ実態調査」を複数回にわたり実施・公開する予定だという。