
こんにちは。神奈川県在住、フリーライターの小林真由美です。ここ数年のマイテーマは「介護」。取材でも高齢者にまつわること(介護のほか、終活や相続・遺言など)に関わる機会が増えてきましたが、どこか他人事でした。それがしっかり「自分事」になった途端、驚くほど冷静さを失ってしまったのです。
【アラフィフライターの介護体験記】#35
▶迷子がきっかけで人が変わってしまった新生活を楽しんでいた義母。「道に迷った日」を境に変化が……

4年ほど前、脳神経外科にて「認知症」(軽度~中等度)という診断を受けたお義母さん。現在は、我が家の近くにある<サービス付き高齢者向け住宅>(サ高住/食堂付き)で暮らしています。
週に2回、自宅から車で20分ほどの場所にあるデイサービスへ。他の日は訪問介護サービス(入浴・掃除)や訪問診療などもあり、スケジュール的にはこの日数がベストなのですが、最近は「もっと行きたい」「次が待ち遠しい」という言葉も出るように。「デイサービスに行くなら、死んだほうがマシ!」と言い続けていたなんて嘘のようです。
ただ、ここに至るまではなかなか大変でした。デイサービスのスタッフの方やケアマネさんに何度も相談し、あらゆる対策を試みた結果、ちょっとずつ変化が訪れて……といった状態。
実はここ最近、親の介護に携わる友人も増え、中には「運動機能を高めるためにデイサービスを勧めているけど、嫌がって困る」「自宅での入浴が難しくなってきたから、デイで入ってもらえると助かるけど、拒否されて……」といった悩みに直面しているのです。
そこで今回から2回にわたり、「『デイサービスに行くなら、死んだほうマシ!』と言っていた義母が、楽しく通うようになるまで」をテーマにお話ししたいと思います。
お義母さんは現在の住まい(サ高住)に来る前、我が家の近所にある高齢者専用住宅で暮らしていました。最初のうちは、1人暮らしを満喫。夫や私が週に2~3回訪問すると、「買い物に行きたい」「スマホ教室に参加したい」と積極的に外出を希望したり、マンションの人との交流を楽しんだりしているようで、すっかり安心していたのですが……。
越して来てちょうど2ヶ月が過ぎた頃、「もう1人で大丈夫」と近所のコンビニへ行った帰りに道に迷い(最終的には、タクシーに乗って無事帰宅)、これがきっかけで自室に引きこもるように。
様子を見に訪問すると、日中もカーテンを閉め切っていて「今から寝るから、もう帰ってよ!」と「昼夜逆転状態」になり、認知症の症状も進んできたのか、徐々に会話も噛み合わなくなってゆきます。
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