旺文社は2026年6月1日、「第70回 全国学芸サイエンスコンクール(通称:がっこん)」の作品募集を開始した。全国の小学生・中学生・高校生を対象に、理科自由研究や書道、新設のスタートアップ部門など全13部門で作品を募る。最優秀作品には内閣総理大臣賞などが授与される。応募締切は9月24日。 全国学芸サイエンスコンクールは、青少年の学術・科学および文芸の振興奨励を目的として1957年に始まった。以来、小・中・高校生の夏休みの創作活動や総合的な学習のときの一環として、また課外活動での学習成果の発表の場として、全国各地の多くの学校、児童・生徒が参加している。今回、70回目を記念し、特設Webサイトもリニューアルされた。 募集部門は「サイエンスジャンル」「学芸ジャンル」「イノベーションジャンル」の3つのジャンルにわたり、合計13部門が設けられている。サイエンスジャンルには「理科自由研究」「自然科学研究」「社会科自由研究」「人文社会科学研究」、学芸ジャンルには「絵画」「書道」「小説」「詩」「読書感想文」「作文/小論文」「写真」「ポスター/デザイン」がある。子供たちは自らの興味や得意分野に応じて応募することができる。 2026年度より、新たに「イノベーションジャンル」が新設され、その中の部門として「スタートアップ部門」が展開される。これは、変化の激しい社会におけるアントレプレナーシップの重要性の高まりを受けたもの。学ぶことの大切さ、変えていくことへの勇気や挑戦を通じて、これからの時代を生きるための力を身に付けてほしいという思いが込められている。昨年度、特別企画として実施した際には全国から634点の応募があり、自由な発想と熱意あふれるアイデアが数多く集まったという。 スタートアップ部門の対象は小学4年生以上、中学生、高校生。審査は、1次審査が書類(企画書)、2次審査がプレゼンテーション動画で行われる。テーマは「(1)地域活性化ビジネス」「(2)社会・環境問題解決ビジネス」「(3)未来の学校・教育ビジネス」「(4)その他のテーマでのスタートアップアイデア」の4つから選択する。同部門では「文部科学大臣賞」や「分野賞(旺文社ベンチャーズ社長賞)」などが設けられている。 コンクール全体では、最優秀作品に「内閣総理大臣賞」(賞状・賞杯・楯・記念品・旺文社教育奨学金30万円)、「文部科学大臣賞」(同10万円)、「環境大臣賞」(同10万円)などが授与される。そのほか、分野賞や金賞、学校単位での取組みをたたえる「学校特別奨励賞」(図書カード3万円分)など、多くの賞が用意されている。また応募者全員に参加賞が贈られる。 審査委員は、サイエンスジャンル審査委員長を野依良治氏(日本学士院長)、学芸ジャンル審査委員長を野村萬氏(日本芸術院長)などが務める。応募作品は自作で未発表のものに限り、他の全国規模のコンクールに応募した作品は応募できない。盗作や不適切な引用などが認められた場合は、入賞後でも取り消しとなる。応募規定などの詳細は、公式Webサイトで確認する必要がある。 応募締切は2026年9月24日(当日消印有効)。10月初旬から11月中旬にかけて1次選考・2次審査が行われ、11月から12月にかけて各ジャンルの最終審査会が東京で実施される。表彰式・受賞パーティーは2027年3月5日にオークラ東京で開催される予定。◆第70回 全国学芸サイエンスコンクール応募締切:2026年9月24日(木)※当日消印有効対象:全国の小学生・中学生・高校生(海外日本人学校在籍者も含む)参加費:無料申込方法:全国学芸サイエンスコンクールWebサイトを参照