骨の状態はどう調べる?更年期世代の骨の変化を見逃さない検査「DEXA(デキサ)」とは? | NewsCafe

骨の状態はどう調べる?更年期世代の骨の変化を見逃さない検査「DEXA(デキサ)」とは?

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骨の状態はどう調べる?更年期世代の骨の変化を見逃さない検査「DEXA(デキサ)」とは?

閉経を迎えると、女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少し、それに伴って骨密度も低下していきます。閉経後10年間で骨密度が約15%低下するという報告もあり、自覚症状がないまま骨粗しょう症が静かに進行してしまうケースは珍しくありません。

だからこそ今、大事なのは“自分の骨の状態を正しく知ること”

浜田病院で開催された骨粗しょう症セミナーでは、骨密度測定の中で最も信頼性が高いとされる「DEXA(デキサ)」について、整形外科医の勝見俊介先生が詳しく解説されました。その内容をもとに「何がわかるのか」「どんな流れで受けるのか」を、浜田病院レディース健診センターでの体験取材からレポートします。

◆実際に体験してみました!

骨密度測定 DEXAとは?

DEXA(Dual Energy X-ray Absorptiometry)は、2種類の低線量X線(高エネルギー・低エネルギー)を照射し、骨の吸収率から骨密度を正確に測定する検査です。

・被ばく量は通常レントゲンの約1/10

・寝ているだけでOK

・息止めは不要

・検査時間は10〜15分ほど

世界中の医療機関で骨粗しょう症診断の基準として採用されており、他の測定法よりも精度が高く信頼性が高い“ゴールドスタンダード” とされています。

DEXAで何が測定できる?

骨折リスクの評価に最も重要な部位を、医療レベルの精度で測定します。

◾️腰椎(L2〜L4)

腰の背骨の2番目〜4番目にあたる骨。加齢とともに早い段階で弱りやすいため、背骨の圧迫骨折の評価に欠かせないポイントです。

◾️大腿骨近位部(太ももの付け根)

転倒で骨折しやすく、寝たきりにつながりやすい最重要部位。かかとで測る簡易検査では絶対に得られない、医療精度のデータがわかります。

◾️全身骨

全身の骨量、筋肉量、脂肪量、体脂肪率、左右の筋肉バランスなども測定できるため、フレイル(虚弱)やサルコペニアの早期発見にも役立ちます。

◆この検査は、いつごろどんなタイミングで受けるのがいい?

 DEXA検査を受けてほしい人

以下に当てはまる方は、特に骨密度低下のリスクが高いと言われています。そのため、検査を強く推奨します。

▪️65歳以上である

▪️閉経した女性

▪️50歳以上で「軽い転倒で骨折」経験がある

▪️40代で閉経を迎えた

▪️親・祖母が骨粗しょう症だった

▪️喫煙・過度の飲酒習慣がある

▪️ステロイド薬を長期間使用中

▪️糖尿病・リウマチ・慢性腎疾患などの持病がある

ひとつでも当てはまれば、一度「DEXA検査」を受ける価値は十分にあります。

検査を受けるときの注意点と申告

正確な測定のために、以下の点を避け、技師への申し出が必要です。

▪️金属のついた服・アクセサリー・カイロ・エレキバン・湿布はNG

▪️妊娠中・妊娠の可能性がある場合・不妊治療中

▪️腰椎・股関節に金属(人工関節・プレート等)が入っている

▪️腰椎・股関節の骨折歴がある

▪️1週間以内にバリウム検査を受けた

◆実際の検査の様子をレポート!

DEXA検査の流れ(約10〜15分)

問診

測定部位・既往歴を確認します。

検査着に着替え、検査台に仰向けで寝る

腰椎の測定

膝を立てる専用クッションで腰をまっすぐに整えます。

大腿骨の測定

軽く足を固定し、正しい角度で測定します。

全身骨の測定(約7分)

リラックスして横になるだけ。検査中の息止めは不要ですが、“絶対に動かない”ようにします。

わかりやすい解析結果が渡される

結果はどう見る?  若い人との比較が重要です

結果表から以下のことがわかります。

◾️若い人と比較した値= “最重要”

骨の強さは20代がピークです。“最大の骨の強さ”からどれだけ低下しているかが、骨折リスクを最も正確に反映します。

若い人の骨と比較して

  • 70%以下 → 骨粗しょう症 → 治療が必要
  • 80%未満でも脆弱性骨折歴がある → 骨粗しょう症→治療が必要
  • 80%台前半 → 骨折リスクが明確に上昇 → 整形外科受診を推奨

◾️同年代と比較した値

同世代の平均骨密度と比較し、現在の位置づけを把握します。

◾️年齢別に示したグラフ

青は正常、黄色は骨量減少、赤は骨粗しょう症の範囲。現在の骨密度がどのゾーンにあるのか「+」で示されます。

◾️コメント

判定結果に対するコメントと日常生活のアドバイスがあります。

骨を守るいちばんの対策は“知ること”。

骨粗しょう症は定期的な検査が大事です。定期的な検査により骨の変化がわかるので同じ病院で受けることがおすすめです。

いつまでも自分の脚で歩けるよう、未来の自分を守りましょう。

つづき>>>更年期世代は「骨のエイジング」に要注意!閉経後10年で骨密度は15%減ー骨粗しょう症が早く進む人と今日からできる対策【整形外科医が解説】

️【骨密度検査「DEXA」を受けたのは】

医療法人財団 小畑会 浜田病院レディース健診センター

東京都千代田区神田駿河台2-5

TEL:03-5280-1166

骨密度測定検査「DEXA」5,500円

月曜日〜土曜日まで予約可能(祝日を除く)

HP:https://obatakai.or.jp/


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