40代50代の不調は「スピード老化」の始まりか!?12週間、摂取して「肌質のなめらかさがアップ」した研究結果がある夢のような食品とは?美人女医も実践【消化器内科医監修】 | NewsCafe

40代50代の不調は「スピード老化」の始まりか!?12週間、摂取して「肌質のなめらかさがアップ」した研究結果がある夢のような食品とは?美人女医も実践【消化器内科医監修】

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40代50代の不調は「スピード老化」の始まりか!?12週間、摂取して「肌質のなめらかさがアップ」した研究結果がある夢のような食品とは?美人女医も実践【消化器内科医監修】

40代50代になると健康と美容の両面で「急速に老化」を実感する場面がいくつもあります。それにともない、疲れやだるさなどに悩まされる「なんとなく不調な日」も右肩上がりに増えていきます。人生100年時代、私たちは老化の原因を知り、1日でもはやく対策をとることが重要です。老化の三大原因は、「糖化(焦げ)、酸化(サビ)、炎症(火事)」というのはご存じでしょうか。これらについて、消化器内科医であり、「むき卵肌ドクター」と称される工藤あき先生にお話を伺いました。工藤先生の美と健康の秘密についても、もちろんフカボリしています!

▶スピード老化を招く3つの原因を解説

更年期症状、骨粗そう症、脂質異常症、何となく不調。嵐のようにやってくる絶不調の先に待つ「スピード老化」

工藤先生は、「40代に入って、健康面がガクンと落ち込む実感がある」という女性の声を、多く耳にするそうです。

女性ホルモンが減少することなどによる更年期症状はもちろん、骨粗そう症、脂質異常症が目立ちます。便秘や肌荒れの相談も増えますね。倦怠感、イライラ、肩こりなど、“何となく不調”に悩む人も少なくありません。多いのは、体重が減らないことと、むくみです。この世代は、責任の重い仕事、子どもの進学や親の介護、家族や自身の健康など多種類のストレスを抱え、多忙な時期でもあります。それらによる不規則な食生活やホルモンの偏りなどで“何となく不調”につながるのです」

そんな状態が続くと、「老化が加速する」と工藤先生は強調します。老化の三大原因は、「糖化、酸化、炎症」です。詳しく解説しましょう。

糖化「焦げ」……体の中の糖分が過剰で、消費しきれない分がタンパク質にくっつくこと。動脈硬化や肌のくすみなどにつながりやすいです。

酸化「サビ」……加齢とともに抗酸化力が低下し、活性酸素がたまりやすくなった状態。体内で酸化が起き、動脈硬化や腎機能低下のリスクが。がん、糖尿病、アレルギー性疾患に関連する可能性も指摘されています。また、肌のシミやシワにつながります。

炎症「火事」……内臓などで長時間くすぶり続ける炎症で、まさに体内の火事です。体の組織や細胞にジワジワとダメージを与え続け、将来的な生活習慣病やがんなどに結びつくリスクがあります。

「糖化、酸化、炎症」は、積極的に食い止めたいところです。どのように対策をすれば良いのでしょうか。

「『糖化』は、血糖値の急上昇を防ぐことが重要です。お米、パン、麺などの主食やスイーツなどを控えめにしましょう。また、食べる順番も工夫するといいですよ。野菜や海藻などを食べてから、肉や魚などのタンパク質へ。最後に、主食の炭水化物を食べるというのがオススメです。低GI食品を選ぶのもいいですね。

『酸化』は、ポリフェノールが含まれた抗酸化食品を積極的に摂ることに加え、適度な運動も効果的です。飲酒と喫煙は酸化を早めるのでなるべく避けてください。

『炎症』は、加工品や添加物食品が続かないように意識すると良いでしょう」

▶老化予防に毎日とるべき食品

体に必要なオメガ3。血流がスムーズになり、肌のなめらかさもアップ。まさに美肌の潤滑油

数々の指摘の中でも、「ぜひ試してほしいのが、オメガ3です」と工藤先生。オメガ3は体内で作れない不飽和脂肪酸の一種で、アマニ油、エゴマ油、青魚などに含まれます。「えっ、油はなるべく避けたいのに」と思いましたか? ご存じの通り、油=脂質は、炭水化物、たんぱく質と並ぶ三大栄養素の一つであり、体にとって重要な役割を果たします。

私たちの細胞膜は脂質できており、細胞膜は細胞内の老廃物や有害物質を排出し、必要な栄養素や水分を取り込む働きをしています。細胞膜が硬いと、栄養や老廃物の出入りがスムーズにできなくなるのです。

そんなとき、オメガ3が活躍します。オメガ3は折れ曲がった分子構造を持つことで細胞膜を柔軟にし、栄養や老廃物の出し入れを促します。酸素を運ぶ働きのある赤血球の細胞膜も柔らかくなるので、体の隅々まで行き渡り血流を促す効果も期待できます。

「美容面でも、有効な武器になりますよ。肌細胞にまんべんなく栄養が行き届くので、イキイキ肌に貢献します。オメガ3を12週間継続して摂取したところ、肌の滑らかさがアップした、粉を吹いた状態が改善したという研究結果も発表されています。まさに、オメガ3は美肌における“巡りの潤滑油”でもあるのです」

また、オメガ3のトピックスとして、「DEL-1」への作用も注目されているそう。DEL-1とは、体内でつくられ炎症を抑える「抗炎症タンパク質」で、細胞間の炎症を鎮めて肌の修復力を保つ働きがあります。加齢に伴い減少しますが、オメガ3を摂取したマウスには、明らかな増加が確認されたという報告があるのです。

▶小さじ1杯でサバ1切れ、アジ3匹分!?

体の「焦げ・サビ・火事」をオメガ3がまるっと解決!小さじ1杯だから三日坊主になりようがない

話を「糖化、酸化、炎症」へ戻しましょう。多くの効果を持つオメガ3は、これら三大老化原因の予防にも大きく作用するといいます。

「『糖化』では、主食を食べる前にオメガ3を摂っておくと、血糖値の急上昇を抑えられるといわれています。『酸化』は、脂溶性の抗酸化作用のあるビタミン(主にビタミンE)と一緒にオメガ3を摂取すれば吸収率を高めてくれます。『炎症』は、内臓の粘膜をオメガ3が作用した柔軟な細胞膜が守り、炎症を抑える可能性が上がります」

オメガ3は、毎日摂ることで効果が期待できます。上手に摂取する方法について、工藤先生は次のように教えてくれました。

「1日分を青魚で摂るには、サバ1切れ、もしくはアジ3匹を食べることが必要です。一方、アマニ油やエゴマ油なら、小さじ1(約5g)で十分なので、毎日続けやすいはず。青魚に含まれるEPAやDHAといったオメガ3は代謝が早いのに対し、アマニ油やエゴマ油は代謝がゆっくりで、体内に長く留まるメリットもあります。ただしアマニ油やエゴマ油は加熱に弱いので調理中に使用せず、できあがった料理にかけていただいてください。おかず、サラダ、スープ、味噌汁、コーヒーなど、何でもOK。無味無臭なので、味を損なうこともありません。また、アマニ油に限らず、油自体の酸化にも注意が必要です。メーカーによってはフレッシュキープボトルなど酸素に触れにくい工夫がされたものや、酸化しにくい工夫をしている商品もあるので、そういった商品を選ぶことが実は体のサビ予防にもつながります」

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《OTONA SALONE》

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