京都産業大学は、2027年4月(予定)に生命科学部「産業生命科学科」の名称を「環境生命科学科」に変更することを構想している。地球規模での環境問題や食料問題の深刻化に対応し、持続可能な社会の実現に貢献する人材育成を目指す。 生命科学部「産業生命科学科」ではこれまで、生命科学の知識と技術を生かし、環境問題や食料問題などの社会課題の解決に取り組む人材を育成してきた。地球規模での環境問題が深刻化し、持続可能な社会の実現が強く求められる今日、生命科学の果たすべき役割はますます大きくなっている。 今回の学科名称変更は、このような社会的要請に応え、同学科の教育・研究内容をより明確に示し、今後のさらなる発展を目指すものだ。 「環境生命科学科」は、環境保護や保全、脱炭素社会の実現、循環経済の構築、生物多様性の回復、食料生産の安定、持続可能な社会の実現など、幅広い課題に科学的にアプローチできる人材の育成を目指す。 生命科学の基礎をしっかりと学ぶとともに、現行の「産業生命科学科」の教育の特色であるフィールドワーク科目や課題解決型授業(PBL)、インターンシップなどの産学協働教育を今後さらに充実させ、実社会で活きる応用力と多角的な視点を育む。 実験室で得た最先端の生命科学の知見をフィールドへと展開し、環境と人の未来を科学の力で創造する、それが「環境生命科学科」が目指す教育だという。 なお、新名称は2027年度入学生から適用する。計画は予定であり、変更が生じる可能性がある。今後、詳細については京都産業大学公式Webサイトで随時情報提供する。◆変更概要現行名称:産業生命科学科新名称:環境生命科学科(英語:Department of Environmental Life Sciences)変更時期:2027年4月(予定)