国際バカロレア(IB)認定校の東京インターナショナルスクール(TIS)は2026年8月、JR高輪ゲートウェイ駅直結の「TAKANAWA GATEWAY CITY」に新校舎を構え、南麻布の現校舎から移転することを発表した。JR東日本からの招致を受けたもので、サステナビリティなどを実践する街全体を「生きた教室」として活用し、体験型の学習機会を創出する。 TISは、JR東日本からの招致を受け、2026年8月に開業する先進的な街「TAKANAWA GATEWAY CITY」へ校舎を移転する。これにより、サステナビリティ、スマートテクノロジー、イノベーションの実践モデルとなる環境での学習機会が実現する。今回の移転は、TISの教育モデルの核である体験型学習、文化イマージョン、市民参画を実現する「Living Classroom(特定の場所を『生きた教室』として活用する、実践的な学習モデル)」として、貴重な機会を創出するものとなる。 新校舎は、生徒の学びと成長を最大化するために設計された革新的なインフラと目的に基づくデザインを採用。TISのミッションである「真に国際的なコミュニティの育成」や「生徒中心で、有意義で、総合的で包括的な教育」の実現を支える学習環境が整備される。音楽室や図書館、語学学習室、体育館、屋外プレイエリアなどのほか、サイエンスラボ、デザイン&テクノロジー、アートスタジオ、共用スペースも含まれる。 「TAKANAWA GATEWAY CITY」の施設には、深い探究と専門性を育む学習空間に加え、フィットネス、ミュージアム、緑豊かなオープンスペースも設けられる予定。TISは、同施設内のパートナー企業と連携し、スイミングプール、フィットネスジム、舞台芸術・展示スペースなどの活用も検討している。 新校舎は東京都心部に位置し、都内や近郊からの通学アクセスが良い点が特長。JR高輪ゲートウェイ駅に直結し、JR山手線、京浜東北線に接続するほか、泉岳寺駅と連携し、羽田空港へも容易にアクセスできる。また、大手企業やスタートアップが集結する立地を生かし、新たなパートナーシップを構築し、生徒に学習機会を創出することを目指すとしている。