新潟県教育委員会は2025年10月24日、2026年度(令和8年度)新潟県公立高等学校入学者選抜に関する要項、おもな改訂点、募集人数、学校・学科ごとの募集人数と選抜方法などを公表した。全日制の募集人数は、前年度比120人増の1万1,870人。学力検査は2026年3月4日に行う。 2026年度新潟県公立高等学校入学者選抜では、特色化選抜と一般選抜が実施される。特色化選抜の募集は、学校・学科ごとに実施。出願は、1人につき1校1学科とし、2026年1月30日から2月3日まで出願を受け付ける。面接などは2月9日に実施。面接のほかに学校長が必要と認める検査(実技など)を行う場合もある。結果は2月12日に通知、合格発表は3月12日。 一般選抜は、全日制および定時制課程のすべての学校・学科で実施する。Web出願による志願情報登録は12月1日から2月18日、出願書類の提出は2月16日から18日、志願変更は2月24日から26日に受け付ける。いずれも締切日の午前11時まで。 学力検査は、3月4日に新潟県教育委員会が作成した問題を全県一斉に実施する。全日制の検査教科は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科。定時制の検査教科は国語・数学・英語の3教科。配点は各教科100点。ただし、全日制の学校・学科によっては、指定する教科の配点をほかの教科の2倍とする傾斜配点を実施する。学校独自検査を実施する場合は、3月5日(定時制は3月4日)に面接、PRシート、実技検査、課題作文、筆答検査、その他の検査のいずれか、または複数を選択して実施する。追検査は、学力検査が3月9日、学校独自検査が3月10日。合格発表は3月12日に行われる。 入学者選抜を実施するのは、80校105学科(全日制93学科、定時制12学科)。募集人数は、2026年3月中学校卒業見込者が前年度より249人増えることなどを勘案し、全日制で前年度比120人増の1万1,870人を募集する。定時制は増減なしの670人。募集人数は計1万2,540人。 全日制で募集学級を減らすのは、新潟(普通)、巻総合(総合)、村松(普通)、小千谷(普通)、国際情報(専門系)、佐渡(普通)で、各1学級減。一方、募集学級を増やすのは、村上(普通)、新発田南(普通)、新潟東(普通)、長岡大手(普通)、柏崎常盤(普通)、六日町(普通)、新井(総合)で、各1学級増。また、豊栄と新潟北を募集停止とし、新たに「碧(あおい)高校」を設置。十日町には「クロス探究科」を、佐渡には「両津キャンパス」を新設する。 各情報の詳細は、新潟県Webサイト内の「高等学校入学者選抜に関する情報」に掲載されている。Webサイトでは、特色化選抜のための実績要件や、各学校のアドミッション・ポリシーなども公開している。