和洋国府台女子中学校高等学校は、2026年度から女性のキャリア教育をさらに深化させる教育改革を実施する。新たに「ツナグヒ」体験プログラムを導入し、授業時間の再編を通じて、生徒が興味や関心を起点に学びを進める仕組みを整える。 和洋学園は1897年の創立以来、女性の自立とキャリア形成を支援してきた。2026年度からの改革では、変化する社会に対応しながら、生徒が自らの可能性を信じて凜として生きる女性を育てる。そして、「自分の関心から社会へとつなげる」体験の場を制度として整える。 「ツナグヒ」は土曜日に教科授業を行わず、体験型プログラムによって学びのテーマを自主的に選ぶことができる。これにより、ボランティアや外部プログラム、オープンキャンパス、旅行など、これまで時間の関係で諦めていた体験にも挑戦できる。月に1回程度の全員登校日には、共通のプログラムを通じて仲間と学びを共有する。 授業時間は、平日4日間を7時間授業として総授業時間を維持する一方で、水曜日を午後2時40分に放課として予習・復習や読書、探究活動にあてる時間を確保する。これにより、心身のリズムを大切にし、集中して学びながら、ゆとりを持つ学習環境を提供する。 和洋国府台女子中学校高等学校は、生徒ひとりひとりの「本当の物語」が育まれる学びの場として、女子教育の新しいかたちを創造していくとしている。