山梨県教育委員会は2025年10月15日、2025年度(令和7年度)中学校卒業予定者の第1次進路希望調査結果を発表した。県内公立高校(全日制)への進学希望者は、前年同期より162人少ない4,910人。学校・学科別の参考倍率は、甲府東(普通・理数コース)1.75倍がもっとも高かった。 同調査は、2025年9月20日を基準日として、県内の中学校85校(国立1校、公立77校、私立7校)に在籍する3年生6,647人を対象に実施された。毎年度2回実施しており、第2次は12月10日を基準日に実施予定。 調査の結果、進学希望者が6,547人(98.50%)、全日制高校・高専への進学を希望する者が6,051人(91.03%)。全日制高校・高専の内訳は、県内公立高校が4,910人(73.87%)、県内私立高校が944人(14.20%)、県外高校・高専が197人(2.96%)で、県内公立高校希望者が7割以上を占めた。 調査では、県内全日制公立高校の前年度募集定員に対する参考倍率も発表され、県内26校の希望倍率は平均1.000倍と前年度より0.002ポイント増加した。 学校・学科別の希望倍率は、甲府東(普通・理数コース)1.75倍がもっとも高く、甲府東(普通)1.68倍、甲府昭和(普通)1.51倍、甲府南(理数)1.43倍、韮崎(普通)1.32倍、甲府工業(建築)1.28倍と続いた。 このほかのおもな希望倍率は、甲府第一(探究)0.83倍、吉田(普通)1.23倍、吉田(理数)1.20倍、甲府西(普通)1.04倍、甲府南(普通)1.01倍など。 前期募集では、甲府東(普通)3.21倍、甲府東(普通・理数コース)2.83倍、甲府南(理数)2.50倍、吉田(理数)2.33倍、吉田(普通科)2.22倍の順に高かった。 山梨県教育委員会は、次の第2次調査結果を2026年1月上旬に発表予定。 2026年度山梨県公立高校入学者選抜の日程は、前期募集が2026年1月15日・16日・19日に出願を受け付け、1月29日・30日に検査(1日で実施する場合は1月29日)、2月6日に内定者を発表する。全日制後期募集と定時制課程は、2月17日から19日に出願、2月20日・24日・25日に志願変更を受け付け、3月4日・5日に学力検査等、3月10日に追検査、3月12日に合格者を発表する。