大阪市立自然史博物館は、日本古生物学会が制定する10月15日の「化石の日」にあわせ、2025年10月18日から11月16日までの期間、テーマ展示「化石を楽しむ2025」を開催する。10月19日には古生物学セミナーも実施。テーマ展示の入場は無料。高校生以上は、別途、常設展入館料が必要となる。 「化石を楽しむ2025」では、普段は収蔵庫に保管されている化石標本から、古生代の植物化石、中生代の脊椎動物化石、新生代の無脊椎動物化石を公開する。「化石や古生物学の認知度を高め、生命や地球の歴史への人々の興味関心を高めるきっかけになり、すべての人が化石を楽しむ日に」という「化石の日」の趣旨に沿った展示が行われるほか、大阪市立自然史博物館が実施している「アロサウルスの新復元骨格導入に対する寄附金」についての紹介や支援を求める。 さらに、関連イベントとして、10月19日に「古生物学セミナー」を開催。「恐竜化石発掘記2025」と題し、同館の脊椎動物化石担当である久保田克博学芸員が、モンゴルとウズベキスタンでの恐竜化石の発掘調査について講演する。恐竜化石が多く見つかることで知られるモンゴルのゴビ砂漠や、ウズベキスタンのキジルクム砂漠での恐竜化石発掘について、現地調査の詳細や発掘のようすなどが紹介される。 セミナーは、講堂で聴講できるほか、YouTubeでも同時配信を実施。11月16日まで見逃し配信も行われる。講堂での聴講は先着170名まで。いずれも申込みは不要。◆化石を楽しむ2025会期:2025年10月18日(土)~11月16日(日)開館時間:10月31日(金)までは9:30~17:00(入館は16:30まで)、11月1日(土)からは9:30~16:30(入館は16:00まで)休館日:月曜日(ただし、月曜日が休日の場合はその翌平日)会場:大阪市立自然史博物館 本館1階ナウマンホール(大阪市東住吉区長居公園1-23)観覧料:常設展入館料(大人300円、高大生200円)※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上は無料(要証明)◆古生物学セミナー2025「恐竜化石発掘記2025-モンゴル・ウズベキスタン編-」日時:2025年10月19日(日)13:30~15:00(開場13:00)会場:大阪市立自然史博物館 本館1階 講堂形式:講堂での講演およびYouTube同時配信(11月16日まで見逃し配信あり)定員:先着170名参加費:無料、講堂での聴講の場合は入館料が必要申込み:不要