40代の働く女性は、自立しているからモラハラからも逃れられる? いいえ、そんなことはありません。さまざまな事情で、支配的な配偶者との結婚生活を続けている人たちは少なくありません。経済力があっても、夫から一方的に経済的自由を奪われるケース(経済DV)は珍しくなく、その中で自分の価値を見失ってしまうこともあります。
本作では、支配的な配偶者を持った女性たちが「何を感じたのか」「どんな選択をしたのか」をお届けするとともに、カウンセラー麻野祐香先生による心理的解説も行います。
※個人が特定されないよう変更を加えてあります
今回は、「モラハラ夫が長期休暇で家にいる」ことによって引き起こされる家族の軋轢についてお届けします。
【うちの夫はモラハラでした】
「出かけるぞ!」その場の思いつきで、連休中に遠出をすると…
連休中に車で出かける……。嫌な予感しかしませんが、夫は先のことは何も考えていない様子。
息子の塾をやすませて、いそいで支度をして出かけた結果は?
渋滞に巻き込まれて雰囲気は最悪。そのとき、息子が…
「”おまえがグズグズしてたせい”で渋滞に巻き込まれた」と、”あくまで自分は悪くない”という姿勢を貫くのは、モラハラ加害者によくあるパターンです(この場合、計画なしに出かけた夫が悪いのですが…)。そのとき、息子がつい本音を漏らしてしまいます。「ぼく、いきたくない」この本音に夫はどう反応するのでしょうか。
▶▶「何だお前」息子の一言にすごむ夫。必死で場を盛り上げる妻だったが…
では、息子を守るために妻がとった行動についてお伝えします。
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