ポップコーンが運営するメディア「大学パワーランキング」は、2025年度の志願者数大幅増加大学ランキングを発表した。甲南大学が前年比137%で1位となり、入試改革が功を奏した。日本大学は122%で2位、学習院大学が113%で3位にランクイン。2025年度は、18歳人口の増加や新学習指導要領による新課程入試の影響が大きいという。 ポップコーンは、2025年度の志願者数大幅増加大学ランキングを発表した。このランキングは、駿台予備学校、河合塾、代々木ゼミナールなどの教育機関の発表データと各大学の公式発表による志願者速報データを用いたデスクトップリサーチに基づいている。 1位に輝いた甲南大学は、前年比137%を記録した。入試日程の早期化や外国語科目の共通問題化など、柔軟な入試改革が関西圏の中堅私立大学として躍進した。 2位の日本大学は、前年の23%減から一転して前年比122%の復調を達成。約1万6,000人増の約9万2,000人の志願者を集め、大学ブランドの底力を証明した。 3位の学習院大学は前年比113%で、皇室ゆかりの伝統と都心立地の利便性が安全志向の受験生から幅広く支持された。 4位の中央大学は前年比112%でMARCH内トップの伸び率を記録。法学部の伝統的強みと都心回帰戦略が受験生の関心を集めている。 2025年度は、18歳人口の増加、新学習指導要領による新課程入試初年度、安全志向の高まりが複合的に作用し、多くの私立大学で志願者数が大幅増加した。 慶應義塾大学、早稲田大学、近畿大学、関西学院大学が同率10位で前年比107%を記録し、各大学の戦略的取組みが功を奏した結果となった。 大学パワーランキングは、ポップコーンが実施する公開資料・大学公式情報をもとに、各大学の情報をリアルタイムで届けるアカデミックデータメディア。 志願者数大幅増加大学ランキングは、2025年度入試における各私立大学の志願者数と2024年度の志願者数を比較し、前年対比での増加率に基づいて順位を決定しています。評価対象は主要私立大学の一般選抜と大学入学共通テスト利用方式の合計志願者数。駿台予備学校・河合塾・代々木ゼミナール等の教育機関発表データや、各大学の公式発表による志願者速報データ、2025年3月までに確定した最終志願者数をもとに集計したもの。◆志願者数大幅増加大学ランキング1位:甲南大学 137%2位:日本大学 122%3位:学習院大学 113%4位:中央大学 112%5位:東洋大学 111%6位:立教大学 111%7位:関西大学 110%8位:東京理科大学 109%9位:青山学院大学 108%10位:慶應義塾大学 107%10位:早稲田大学 107%10位:近畿大学 107%10位:関西学院大学 107%