日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)は、科学ジャーナリスト賞20周年を記念して高校生作文コンクールを開催する。課題図書を読み、「科学技術の発展と私たちの社会・生活の未来」などのテーマで考えや意見などをまとめる。締切りは2025年8月末日。 科学ジャーナリスト賞(通称J賞)は、科学技術に関する報道や出版、映像などで優れた成果をあげた人を表彰する賞。JASTJが毎年、優れた作品を選んで顕彰しており、2025年度に20周年を迎える。 高校生作文コンクールの応募資格は、応募時点で高校在学中の人。課題図書3冊から少なくとも1冊を読んでいることが条件となる。課題図書は、「情報パンデミック あなたを惑わすものの正体」読売新聞大阪本社社会部(中央公論新社)、「江戸の骨は語る 甦った宣教師シドッチのDNA」篠田謙一(岩波書店)、「生命の星の条件を探る」阿部豊(文藝春秋)の3冊。 コンクールのテーマは「科学技術の発展と私たちの社会・生活の未来」「課題図書を読んで科学や技術に対するあなたの考え、あなたが抱いていてきた夢は変わりましたか? もし変わったのならどう変化しましたか」の2つ。 作文は、テーマのうちいずれか、または両方について、考えたことや提案したい意見を、A4サイズの用紙(ドキュメント)に2,000字以上6,000字以内で日本語で記述し、作品の冒頭にはタイトル(題名)と著者の氏名を記入する。応募用紙はダウンロードして使用。作品とともに作文コンクール事務局に電子メール添付で送付する(PDFフォーマットを推奨)。 AIの使用については、執筆過程での利用は可とするが、使用有無と、使用した場合は、どのような利用をしたかを応募用紙に記載する必要がある。 応募締切は8月末日。選考は2025年10月に行い、優秀作品3点を発表する。贈呈式は、2026年3月後半に日本プレスセンタービルで開催予定で、記念の盾と図書カード1万円分が贈られる予定。贈呈式後は、選考委員らと意見交換会および会食が予定されている。 選考は、筑波大学名誉教授(ノーベル化学賞受賞者)白川英樹氏、カリフォルニア大学バークレー校教授 村山斉氏、同志社大学特別客員教授(元毎日新聞論説委員)元村有希子氏の3名の選考委員が行う。◆科学ジャーナリスト賞20周年記念 高校生作文コンクール対象:応募時点で高校在学中の人締切:2025年8月31日(日)テーマ:(1)科学技術の発展と私たちの社会・生活の未来(2)課題図書を読んで科学や技術に対するあなたの考え、あなたが抱いていてきた夢は変わりましたか? もし変わったのならどう変化しましたか用紙サイズ:A4文字数:2,000字以上6,000字以内(日本語で記述)※作品の冒頭にタイトル(題名)と著者の氏名を記載応募方法:作文コンクール事務局にメールで送付(PDF推奨)【課題図書】「情報パンデミック あなたを惑わすものの正体」読売新聞大阪本社社会部(中央公論新社)「江戸の骨は語る 甦った宣教師シドッチのDNA」篠田謙一(岩波書店)「生命の星の条件を探る」阿部豊(文藝春秋)