仕事相手が眉をひそめる。職場での薄着ファッションのマナー違反、覚えておいて | NewsCafe

仕事相手が眉をひそめる。職場での薄着ファッションのマナー違反、覚えておいて

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仕事相手が眉をひそめる。職場での薄着ファッションのマナー違反、覚えておいて

今年も猛暑夏になりそうです。自分自身も出会う人も心地よく過ごすために、素敵な女性をマンウオッチングしました。さりげない心遣いで周囲を和ませる——。そんな“ふるまい美人を(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生よりご紹介していただきました。

【 気品を身につけるシンプルな教え#114気になる身だしなみ編】

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▶薄着の時に気を付けるべきこと

ノースリーブや薄着をするときに、相手目線で気を付けたいこと

暑苦しい夏は快適に過ごしたいものです。とはいえ、職場はあくまで「公」の場です。何を着ても良いというわけにはいきません。

暑い時期は、心がけひとつで相手に清潔感、清涼感、そして信頼感まで与えることもあれば、その逆もあります。身だしなみは、相手目線で整えるものです。相手にどう見えるか(あるいはどう見られたいか)を考え、自分自身のイメージアップにつながる身だしなみを心がけましょう。

ノースリーブなら薄手のジャケットやカーディガンを羽織るなど、肌の露出を調整します。薄手の素材や淡い色味の場合、下着が透けていないか十分注意しましょう。相手が服装のどのような部分に不快と感じるかは、その人の価値観にもよりますが、ポイントは相手を不快にさせないことです。

通勤時のスタイルと、面会時のスタイルを変えるのが賢いレディ

通勤の時には、夏場だとノースリーブを着ることもあるかと思います。しかし、社内であっても訪問先であってもお客様と面会となる場合には、ジャケットを着用します。男性も同様です。服装は相手に対する敬意表現となりますので、ビジネスの時には自分が着たい服装ではなく、相手の方への敬意表現になる服選びをしましょう。例えば通勤時にはノースリーブのスタイルであれば、ジャケットを持参しましょう。

▶訪問時のファッションマナー

お客様への訪問時には、ジャケットは着るべきでしょうか?

「こんなに暑いのになぜジャケットを着なければならないのかしら」と思う方も少なくないはずです。ましてや、クールビズの流れもあります。ですが、お客様先に訪問する際は、ぜひジャケットを羽織ってほしいと思います。なぜなら、「相手を敬う姿勢」を一目で示すことができるからです。

とはいえ、ジャケットを着たままで汗だくではNG

汗をかいている状態では、相手に余計な気を使わせてしまいます。移動時はジャケットを脱いでおくようにして、予定時間より早めに到着して汗をひかせるなどの対策を取っておきたいところですね。

夏の帽子は自分のファッションスタイル。職場でも被ったままでいいですか?

夏場の帽子の主な目的は日よけです。ですから、屋内に入ったら帽子を取ります。

ただし例外として、テレビで皇室行事を見てもおわかりのように、女性が正式なアフタヌーンドレスを着用している際の帽子は装いの一部となりますので、屋内でも帽子を取らないケースもあります。

また、もしお客様のご自宅に呼ばれた際、インターホンには姿が映りますので、玄関ではまず帽子を取ってからチャイムを鳴らしましょう。

帽子に関しては、ご病気のため帽子を被って日常生活を送らねばならない方もいます。身近にそのようない方がいるときは、十分に理解し寄り添っていくことが大切です。

 

▶日傘をさすときの注意点

日傘を持って出て涼やかに臨むのはOK。複数で歩くときは注意して

帽子でヘアスタイルが崩れるのが気になるなら、日傘を常備してもよいでしょう。女性の方は日傘を持っている方も多くみられるようになってきました。紫外線対策はとても大切ですし、お客様のところへの訪問する際日傘を持っていくのはOKです。

ただし、複数人で他社訪問をする際、日傘をさして同行者と横並びで歩くのは通行の妨げになります。そういった場合は日傘はささないか、日差しが強い際には、日傘をさしたいのでうしろを歩かせていただく旨を一言お伝えするのがベターです。

素足で出かけるときに、バッグの中に忍ばせておくといいものは?

夏場のお出かけの場合、涼しいお召し物を選ぶと思いますが、その場合の足元はどのようになさっていますか。同僚や友人から遊びに来ませんか、と家にお呼ばれされることもあると思います。

お呼ばれされたということは、お宅に上がることが想定されますので、道中は素足にサンダルのスタイルであっても、サッと吐けるソックスをバックに用意しておき、玄関先の隅の方でソックスを履いてから上がるようにいたします。例えスリッパを用意されていたとしても、よそのお宅へ素足で上がることは失礼にあたります。素足で出かける時には、万が一を想定して慌てることのないようにバッグにソックスを忍ばせておくとよいです。

夏場、お客様と食事の約束をしているときに気を付けたいこと

食事をする場合は、料理の匂いを邪魔しないように、できるだけ香水を付けないか、または顔から遠いところに少しつけるぐらいにするとよいと思います。特に夏場だと制汗剤の香りが強いものもありますので、食事の席の場合には避けるようにしましょう。

 

▶ビジネスシーンで意識すべきたったひとつのこと

業種問わず、あらゆるビジネスシーンで共通するのは「〇〇を与えないこと」

業界や職種によって求められる身だしなみは若干異なります。例えば営業職の女性であっても、外回りと内勤で相応しい服装が違いますね。

オフィスカジュアルに明確な基準はありません。

さりげない清潔感は、これまでお伝えしてきたようなことを取り入れる小さな努力の積み重ねで作られます。

また、身だしなみを整えることは、良好な人間関係を築くためにも大切です。きちんと自分自身をケアすることで、周りからの信頼度も高まります。
特に夏は清潔感を保ち、爽やかで清々しい印象を与えることで、ご自身も相手も気持ちよく過ごすことができますね。

マナーのある女性になりたいなら、TPOの意識が大切です。前提として、人に不快感を与えない服装を心がけてください。服装とは、自分を表現できるツールでもあります。同じ仕事でも、場面によって切り替えることが大切です。例えば、大切な交渉の際は、かっちりとしたスーツを身に着けましょう。クライアントに対して誠実さをアピールできます。反対に、社内会議に出席する場合はオフィスカジュアルでもよいでしょう。

働く女性の装いは、周囲を不快にさせない絶妙なバランス感覚が求められます。職場で一目置かれる女性は、服装にもセンスが光ります。服装を意識すれば、姿勢や歩き方もきちんとしようと思うようになるでしょう。

相手を思いやる気持ちを意識的に持つだけで、周りの印象を大きく変えることもできます。今年も猛暑が予想されますから暑さ対策を忘れず、くれぐれもお身体を大切になさってください。


《OTONA SALONE》

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