代々木ゼミナールは2025年6月10日、2026年度入試における国公立大学変更点の更新情報を発表した。大学ごとに前年度入試からの変更点をまとめて掲載している。北海道大学は、2026年度入試より「情報」の点数化を実施。筑波大学は、人文・文化学群において新たに一般選抜・前期募集を行う。 国公立大学の入試変更点は、2026年度から入試方法などを変更する大学について現段階での判明分を掲載したもの。都道府県または50音順で大学を選択すると、2025年度と比較した変更点が確認できる。原則として、募集人員や一般選抜の配点の変更については掲載していない。また、共通テストの「情報」に関連する変更も掲載していない。 おもな国公立大学の変更点をみると、北海道大学は、全学部の一般選抜(前期・後期)で、大学入学共通テストの「情報I」を点数化する。大学Webサイトによると、これまでのゼロ配点から、2026年度からは一部の学科を除き、前期15点、後期15点が配点される。 東北大学の薬学部は、新たにAO入試II(総合型選抜)を実施。大学Webサイトによると、選抜方法は共通テストを課さず、筆記試験と面接、高校の教科成績や学校内外の学習成果等を記した提出書類によって評価。募集定員は4人で、これにより、一般選抜(前期)の募集人員が4人減の52人となる。 筑波大学の人文・文化学群(日本語・日本文化学類)は、新たに一般選抜(前期募集)を実施する。大学Webサイトによると、これまで行なっていなかった個別学力検査前期日程(学類・専門学群選抜)の選抜を設け、募集人員は10人とする。 京都大学は、理学部と工学部(地球工学科、物理工学科、電気電子工学科、情報学科、理工化学学科)の特色入試において、新たに女性募集枠を設ける。理学部は総合型選抜、工学部は学校推薦型選抜での実施となり、募集人員は各学科により異なる。 そのほか、東京大学、東京科学大学、一橋大学など、発表時点で変更点がない、または確認できていない大学については、「最新年度のデータは掲載しておりません」と表記されている。情報は今後、判明次第追加される予定。詳細は必ず各大学の「募集要項」で確認のこと。