【高校受験2026】共通選抜の重点教科・特色検査の評価観点…神奈川県公立高の選抜基準 | NewsCafe

【高校受験2026】共通選抜の重点教科・特色検査の評価観点…神奈川県公立高の選抜基準

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「特色検査の概要」学力向上進学重点校・学力向上進学重点校エントリー校
  • 「特色検査の概要」学力向上進学重点校・学力向上進学重点校エントリー校
  • 「選考基準」共通選抜(全日制)の一部
  • 選考基準の見方
 神奈川県教育委員会は2025年5月30日、2026年度(令和8年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜における選考基準および特色検査の概要を公表した。選考で重点化する教科の内容や、特色検査の概要・実施校などをまとめている。

 2026年度神奈川県公立高等学校入学者選抜は、共通選抜の学力検査などを2026年2月17日、特色検査および面接を2月17日~19日にかけて実施し、2月27日に合格者を発表する。全日制の学力検査は原則5教科、1教科50分で実施し、検査の合計点を100点満点に換算する。ただし特色検査を実施する場合は、3教科にまで教科数を減らす学校がある。特色検査は「実技検査」「自己表現検査」または「面接」を実施し、観点ごとに評価・点数化したものを100点満点に換算する。

 「選考基準」には、各選考における資料の取り扱いと重点化する教科の内容、特色検査の有無などを学校別に一覧で掲載。「特色検査の概要」には特色検査の実施校別で、評価の観点および検査の概要、提出書類を一覧でまとめている。

 たとえば、横浜翠嵐(普通)は、学力検査を5教科(英国数理社)、特色検査では「自己表現」を実施。第1次選考では、学習の記録(評定)・学力検査・特色検査の比率を3:7:3、第2次選考では学力検査・主体的に学習に取り組む態度(評価)・特色検査の比率を8:2:2で選考する。

 湘南(普通)は、学力検査が5教科(英国数理社)、特色検査が「自己表現」。第1次選考では、学習の記録(評定)・学力検査・特色検査の比率を4:6:2、第2次選考では学力検査・主体的に学習に取り組む態度(評価)・特色検査の比率を8:2:2で選考する。

 特色検査は、両校以外の学力向上進学重点校とすべての学力向上進学重点校エントリー校についても同様に、自己表現を実施。この検査では、提示された文章や資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を教科横断的に活用して、問題を解決する思考力・判断力・表現力や創造力などを把握する。検査時間は60分、提出書類はなし。ただし、横浜翠嵐の国際科国際バカロレアコースについては、自分の考えを150~200語程度の英語で記述する問題が出題される。

 なお、選抜に用いる資料のうち、学習の記録(評定)については、第2学年の9教科の評定+第3学年の9教科の評定合計の2倍(135点満点)を100点満点に換算したものになる。また教科ごとの「第2学年の評定+第3学年の評定×2」の点数は、2倍まで重点化する学校もある(3教科まで)。
《川端珠紀》

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