アナウンサーと塾講師に共通する「伝える」ことへの熱意…早稲アカ若手社員インタビュー | NewsCafe

アナウンサーと塾講師に共通する「伝える」ことへの熱意…早稲アカ若手社員インタビュー

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アナウンサーと塾講師に共通する「伝える」ことへの熱意
  • アナウンサーと塾講師に共通する「伝える」ことへの熱意
  • 取材に応じてくれた早稲田アカデミー大宮校教務主任の諏訪智也さん
  • 就活やアルバイト選びは「自分が楽しめる仕事」を判断の軸に
 教育のあり方が多様化する今、教育に携わる働き方もまた多様化している。

 本企画では、教育におけるリーディングカンパニーの若手社員に、就職活動当時の思い出、入社後の働き方、これからのキャリアビジョンなどについてインタビュー。教えるだけにとどまらない教育・EdTech業界の魅力を伝えていく。

 今回話を聞いたのは、早稲田アカデミーの諏訪智也さん。埼玉県の大規模な拠点校舎において生徒と向き合う諏訪さんのお話から、同社が提供する学びの現場のリアルをお届けする。

アナウンサーから志望転換…子供たちに「伝える」ことの魅力
--まずは自己紹介をお願いいたします。

 早稲田アカデミー大宮校教務主任の諏訪智也と申します。大宮校は早稲田アカデミーの中でも大規模な拠点校舎で、400名を超える生徒が通っています。

 2019年8月にアルバイト講師として早稲田アカデミーに入り、2023年4月に正社員として入社しました。

--学生時代の専攻や研究内容について教えてください。

 明治大学 文学部・現代社会学専攻出身です。社会学の中でも地方創生に関わることを研究し、具体的には千葉県のいすみ鉄道という鉄道に焦点を当て、ローカル鉄道と地域の関わりや、ローカル鉄道線がどのように活性化しているのかを調査しました。

--諏訪さんご自身の就職活動について教えてください。

 元々はテレビ局のアナウンサーになりたいと思っていましたが、アナウンススクールの学費のためにアルバイトとして塾講師を始めたのがきっかけで、早稲田アカデミーを知りました。アルバイトを始めて3年ほど経ったころに、この仕事の「伝える」ということに魅力を感じ、大学卒業後も続けたいと強く思うようになり、そのまま就職することに決めました。

--現在の仕事内容について教えてください。

 一般的に早稲田アカデミーの校舎の職員構成は、トップに校長職、その下に教務職(授業担当)と事務職(受付業務や手続き業務)があり、それぞれに主任がいます。

 私は、校舎では教務主任として、校舎全体の運営や統括に携わっています。具体的には自分自身でも授業を担当するほか、全クラスの授業が円滑に進められているかのチェックや、保護者会などのイベント運営も行っています。

--担当している生徒や科目について教えてください。

 現在は小学生を中心に教えており、担当している生徒は50人から60人ほどです。算数と国語と理科を教えています。担当科目は年度によって変わります。

 また、校舎外でも2つの業務を担当しています。まず、早稲田アカデミーの特色とも言えるオプション講座「NN」志望校別コースの麻布クラスの授業。さらに、本社の中学受験部の理科のスタッフとして、全校舎で使う教材の制作などを行っています。

「わからないことにワクワクできる生徒」を育てたい
--仕事をするうえで大切にしていることは何ですか。

 いちばん大切にしているのは、生徒たちに成功体験を積んでもらうことです。「できる」という感覚をたくさん体験し、テストでもちゃんと得点できるようになってもらう。そして、難しいことを乗り越える楽しさを知ってもらうことも重視しています。それゆえ、どのクラスでも、子供たちの実力より少し高いレベルの問題を扱うようにしています。

 生徒たちには常に「バツがつくことを喜べるようになろう」「わからないという状態にワクワクできるようになろう」と話しながら授業をしています。授業内容については、早稲田アカデミー全体でのマニュアルをベースにしながらも、時間が余ったときには出題を追加したり、担当するクラスのレベルに合わせて難易度を調整したり、部分的にアレンジしています。

--仕事でもっとも楽しいと感じることは何ですか。

 いちばん楽しいのは授業をしているときです。授業中、生徒から「わかった」という声を聞けるととても嬉しいですね。その結果として成績が上がったり、志望校に合格したりすると、サポートできた喜びを実感します。

 早稲田アカデミーでは「本気でやる子を育てる」という教育理念を掲げています。それゆえ職員に対しても、さまざまな物事に本気で取り組める環境が整っていて、熱をもって生徒たちに伝えるというスタンスを、アルバイト講師も社員講師も一貫してもっています。

 私たちの仕事は、授業の準備や実施、保護者との面談など、表に見えるものだけではありません。縁の下の力持ちとしての仕事がたくさんあるからこそ、校舎がうまく回るということを実感する日々です。

--尊敬する先輩や同僚はいますか。

 社内で目標にしているのは教務本部長であり、NN麻布クラスの総責任者でもある竹中孝二さんです。生徒ファーストで考える視点や、ストイックに理想とするものを追い求める姿勢、生徒と接するうえでの厳しさと優しさの折り混ぜ方など、多くの点で尊敬しています。NN麻布クラスでは、同じチームで働く中でチームのまとめ方など、マネジメントの点でも学ばせてもらっています。

「自分が楽しめる仕事」を判断の軸に
--今後のキャリアビジョンについて教えてください。

 先ほどもご紹介したとおり、現在私は、校舎の教務主任として校舎運営をしながら、本社において理科教材の制作にも携わっており、複数の草鞋を履いています。早稲田アカデミーでは職位が上がると、管理職と専門職という2つのルートがあります。管理職は校長や課長、本部長などのルート、専門職は特定の科目や分野に特化したプロフェッショナルのルートです。現在の私の業務で言うと、前者が管理職へのルート、後者が専門職へのルートです。 いずれの業務もやりがいのあるものなので、将来的にどちらを専門にキャリアを進めていくか、迷っているのが正直なところです。それだけ魅力的なキャリアがたくさんあるということですね。

--アルバイトや仕事選びの心構えについてアドバイスをお願いします。

 本質的には、まず自分自身がその仕事を楽しめるかどうかだと思います。「好きこそものの上手なれ」と言うように、自分が楽しんでいることが大切です。自分が楽しんでいれば、その楽しさは相手にも伝わります。エネルギーが高いところから低いところに流れていくように、まずは自分がとことん楽しむという高エネルギーの状態をつくることが大切だと思います。

--就活生へのメッセージをお願いします。

 早稲田アカデミーでの仕事は、言い換えれば子供たちの夢や未来を作る仕事です。進学塾なので成績を上げて志望校に受かるためのお手伝いをするのは大前提ですが、勉強を通していろんな物事に努力する楽しさや頑張ることの喜びも一緒に伝えられます。熱意と向上心をもって仕事に取り組める人に向いている職場だと思います。

--ありがとうございました。

インタビューから見えてきた「早稲田アカデミー」の魅力
 学生時代に経験したアルバイトをきっかけに入社を決めた諏訪さん。中学生から目指していたというアナウンサーという職業を、現在の早稲田アカデミーでの仕事の間には「伝える」という明確な共通項がある。

 自分が楽しんで仕事をしている姿を見せることこそが、子供たちの「楽しい」を引き出すきっかけになる。合格までの道のりで身に付ける、学びにおける「楽しい」「ワクワク」を大切にする早稲田アカデミーらしい「本気」の教育が、諏訪さんのお話を通じて伝わってきた。

「早稲田アカデミー」の詳しい企業紹介はこちら
《編集部》

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