1995年の今日、兵庫県南部地震…いわゆる「阪神・淡路大震災」が発生した。政府・行政による地震被害への対策が遅れるなか、学生を中心としたボランティアが被災者の支えとなったのは、よく知られる話だ。以来1月17日は「防災とボランティアの日」と定められている。毎年この日には防災を意識している、非常食を備蓄している、という人も多いのではないだろうか。
さて、設備が何ひとつなくても食べられる優秀な非常食…その代表といえばやはり"乾パン"を思い浮かべる。そして乾パンの缶にしばしば同梱されている氷砂糖や金平糖には、カロリー摂取はもちろんのこと、唾液の分泌を促して乾パンを食べやすくする役割があるそうだ。特に金平糖の場合は、カラフルで楽しげな甘味を組み合わせることで、災害時のストレスを軽減させる効果も期待されているのだとか。なるほど、金平糖の愛らしい見た目は、数多い菓子のなかでも独特のものだが…。
NewsCafeのアリナシコーナーには、ユーザーから「金平糖を2年以上食べていない…アリかナシか」というテーマが寄せられたようだ。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…87.4%】
■2年以上なんてもんじゃない。数十年以上食べてない。
■そもそも好きじゃない。
■なぜ2年?
■別に食べなくても死なないし…。
■久しぶりに聞いた(笑)。
■人生の中で一度も食べたことがない。
■身近で売っていないし、加齢と共に柔らかい物へ気持ちが…。
■いろんなお菓子があるからな…金平糖そういえば食べてないや。
■金平糖と言う言葉さえ、ここ何年も口に出して言ってない(笑)。
■忘れていた。明日にでも食べよう!
【ナシ…12.6%】
■頂き物で食べたけど久しぶりでおいしかった。
■昨日もらって食べたよ。
■たま~にもらったりして食べます。
■2年は流石にないかな。1年に一度は食べる事ある気がする。
■子供が修学旅行で京都に行った時に、お土産に買ってきてくれた。
■姉がお土産に貰ったと、私の好きな風味だったからくれた。
■登山をするときの必需品です。
■粗品でもらった。
■かわいくて好きです。
■去年少しもらった。久しぶりに食べるとなんだか嬉しかった。
結果はなんと【アリ派】約9割。確かにコンビニやスーパーではあまり見かけないが、これほど偏るとは驚きだった。調べてみたところ、金平糖専門店は日本で一軒のみ、手作り品を扱う店も数えるほどだというから、なるほど"何かのついでに買う"ようなアイテムではないようだ。「2年どころか30年程食べていない」「40年くらい食べてないわ」という意見が多く、数少ない【ナシ派】も"贈答品"と捉えている人が主である。
しかし、高熱で焼き固めて作る金平糖は保存性に優れており、普通の飴玉と違って溶けにくいというメリットがある。夏場の熱中症対策としてカバンに忍ばせるなら"塩金平糖"がオススメ、前述のように非常食にもぴったりというわけだ。ちなみに非常食は3年から5年を目安に点検・買い替えが推奨されている。自宅に乾パンを買い置きしているという人は、この機会に開けてみてはどうだろうか。かわいらしい金平糖に出会えるかもしれない。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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