まだまだ不安…「カラーコンタクトレンズ」7割超が否定的 | NewsCafe

まだまだ不安…「カラーコンタクトレンズ」7割超が否定的

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ファッション目的の「度なし色付コンタクトレンズ」…通称カラーコンタクトレンズ(カラコン)の歴史は浅く、世に広まったのは1990年代のことである。一部の芸能人が自分の瞳を大きく見せるためにカラコンを装用したことから、若者の間で普及しだした。しかし、当初は"医療機器"ではなく"雑貨"扱いだったため、製造販売にあたっての審査機関がまったく存在しない状態だった。
結果、粗悪品に起因する眼病の事例が多発したのはご存知のとおりだ。厚労省・経産省が薬事法の枠内で規制、医療機器扱いとなったのはようやく2009年、国から製造販売承認を受けたもののみが流通するようになったのは2011年2月4日以降…本当にごくごく最近の出来事である。
規制からまもなく4年、カラーコンタクトレンズに対する市民の印象に変化はあったのだろうか。NewsCafeのアリナシコーナーでは「カラーコンタクトレンズ、アリかナシか」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…25.7%】
■似合う人なら日本人でもいいと思う。
■安全ならば、ですが。
■他の方が付けるならどうぞ、俺自身は付けないけどね。
■黒に近い色なら良いと思う。3カ月ごとに検査してるし。
■自分は使わないが芸能人は重宝してるでしょ。
■京サマやGackt並ならOKだわ!
■ただし、UVカットのだぞ(笑)。これで眼の周りも日焼けできるぜ。
■意外…支持率低い。今は落ち着いたグレー系です。
■若い人のファッションでなら。かわいく見せるアイテム。
■遠近両用のカラコンって、ありますかぁ!?

【ナシ…74.3%】
■眼を傷つけるんだよね! それに日本人なのに青や緑の瞳の子が! 変!
■今やメイクの一環、言い換えれば詐欺の一種ですね(笑)。
■かわいいと思ってるのは本人だけ。目だけ顔立ちから浮いてる。
■特に安物やインターネット買い。信じられない、失明したいの?
■好きな人はどーぞって思うけど薬局とかで売り場取りすぎ。
■そのほとんどが、眼病の原因になるそうです。
■訳の分からん事する暇があったら内面を磨かんかい!!
■近眼コンタクト歴30年。あんなの好んで使う気が知れない。
■百害あって一利なし! 角膜に傷つけるだけ! 歳をとって後悔するぞ。
■体に悪いことはしたくない。

7割超が【ナシ派】…やはり多発した眼障害のイメージは、簡単には拭えないようだ。しかし、それ以上に「日本人に黒・茶以外の色の瞳は似合わない!」というコメントが多かった。モンゴロイドはそもそも瞳の色に個人差があまり出ないため、オシャレ以前に違和感を覚えてしまうのも致し方ないのかもしれない。また前述の眼病事例の多くは、製品由来でなく使用方法の問題により生じたとのデータもある。
角膜には血管がなく、涙液を介して酸素を取り込むことで健康を保っている。そのため、レンズをつけたまま眠ったり、期限を超えてレンズを使用すると、酸素を取り込もうと血管が角膜に侵入してしまう場合があるのだという。また、角膜表面にキズや細菌感染症が発生するケースもある。レンズに適したケアを行なわなければ、法改正も無意味というわけだ。色付きに限らず、コンタクトレンズケアには一層の気を遣いたい。

[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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