代々木ゼミナールは、2026年度の東京大学の入試データをWebサイトに公開している。合格者の男女別割合は、一般選抜と学校推薦型選抜の合計で男子79.0%、女子21.0%となった。一般選抜では科類別に女子割合に差がみられ、もっとも女子比率が高いのは文科三類の36.6%だった。 代々木ゼミナールの入試データは、おもな国公立大学と私立大学の入試状況を掲載したもの。志願者数と志願倍率、第1段階選抜の合格最低点、最終合格者の合格最低点、現役・浪人割合、男女別割合などを大学別でまとめている(項目の内容は大学により異なる)。 東京大学について2026年度入試合格者の男女別割合をみると、一般選抜と学校推薦型選抜の合格者総計3,083人のうち、男子2,435人、女子648人。女子割合は21.0%で、2025年度の20.8%から0.2ポイント上昇した。内訳は、前期日程が合格者2,990人のうち男子2,384人、女子606人で、女子割合20.3%。学校推薦型選抜は合格者93人のうち男子51人、女子42人で、女子割合45.2%だった。 一般選抜の科類別に女子割合をみると、もっとも高いのは文科三類の36.6%。ついで文科一類27.3%、理科二類24.2%、理科三類21.2%、文科二類18.9%、理科一類9.4%となった。理科三類の女子割合は2022年度以降、20%台で推移している。 一方、もっとも女子割合が低かった理科一類は、3年次より工学部や理学部に進学する学生が多い科類。女性の理系人材を増やす取組みは国をあげて行われ、東京大学でも女子中高生を対象とした講演会などを実施しているが、理科一類の女子割合は依然として1割を下回っている。 志願者数に基づく男女別の合格率をみると、一般選抜と学校推薦型選抜の合計では、男子37.1%、女子31.9%で、男子が女子を5.2ポイント上回った。一般選抜は男子37.2%、女子31.7%。一方、学校推薦型選抜は男子34.2%、女子36.2%で、2025年度に続き女子の合格率が男子を上回った。 女子学生の割合を増加させる施策として、近年、各大学で女子枠の導入が進んでいる。京都大学や大阪大学は2026年度入試から特別選抜に女性枠を設置したが、代々木ゼミナールによると、東京大学については女子枠のような新たな募集枠を創設する具体的な動きは今のところないという。