その頭痛、薬の飲みすぎかも⁉医師が教える「危険な頭痛」と薬が招く悪循環 | NewsCafe

その頭痛、薬の飲みすぎかも⁉医師が教える「危険な頭痛」と薬が招く悪循環

社会 ニュース
その頭痛、薬の飲みすぎかも⁉医師が教える「危険な頭痛」と薬が招く悪循環

「頭が痛い」と思ったとき、頭痛薬を飲むのは自然なことです。しかし、頭痛薬の服用によって頭痛の頻度が多くなったり、薬が効きにくくなったりすることもあります。もしかしたら頻度の多い頭痛の中には「薬物乱用頭痛」が隠れているかもしれません。頭痛は、よくある不調だからこそ軽視する人も多いもの。しかし、早めに病院を受診しないと取り返しのつかないことになるケースがあります。「この頭痛は大丈夫?」と不安な人は、一度自分の頭痛と向き合ってみましょう。医師である木村眞樹子先生に「頭痛」が起きる原因についてお話を伺いました。

Q.頭痛薬を飲んで、さらに頭痛が悪化することってありますか?

イラスト/lely

「頭痛薬を飲んでも、まだ痛みが引かない」「薬が効かないから追加で飲む」という行動を続けると、頭痛の頻度が増えることがあります。とくに、もともと偏頭痛や慢性的な頭痛を持っている人は要注意。最初は「痛いときだけ飲む」という人も、頭痛の回数が増えると自然と服用回数が増えます。さらに、頭痛薬に頼る頻度が増えることが、頭痛の原因になる可能性もあります。

言い換えると、「痛みを楽にしたい」からこそ飲んでいる頭痛薬のせいで、頭痛が起きているということ。これを一般的に「薬物乱用頭痛」といいます。「頭痛くらいで病院を受診するなんて」と考えてはいけません。その考えが頭痛の長期化や病気の見落としを引き起こすリスクになるのです。東洋医学の考え方も交えながら医師の視点で「頭痛」について解説します。

Q.大病の前触れかもしれない頭痛。受診の目安は?

Photo:O-DAN

頭痛があると、必ずしも重い病気につながるわけではありません。しかし、中には見逃すとリスクが高い頭痛もあります。「この症状があったら、すぐに病院を受診する」という目安を確認しましょう。

くも膜下出血

くも膜下出血は、急に起こる非常に強い頭痛が特徴的です。「これまでに経験したことがないレベルの頭痛」と表現する人も少なくはありません。さらに、頭痛だけではなく吐き気や嘔吐、意識がもうろうとする場合は緊急性が高くなります。このような場合は様子見をせず、すぐに脳神経外科もしくは救急外来に相談しましょう。

脳腫瘍

脳腫瘍が原因の頭痛は、くも膜下出血とは異なり急激なものではなく徐々に悪化するケースがほとんどです。頭痛が長引いて市販薬を飲んでも治らない場合や、朝にひどい場合、手足がしびれたり物が二重に見えたりする場合は、脳腫瘍の可能性があります。頭痛薬を飲んでも2週間以上頭痛が続く場合や、しびれや視覚異常がある場合は病院を受診しましょう。脳神経外科や神経内科の受診がおすすめです。

Q.薬物乱用頭痛ってなんですか?

Photo:O-DAN

前述した「薬物乱用頭痛」とは、頭痛薬を頻繁に飲むことで頭痛の頻度が高まったり、慢性化したりすることをいいます。一般的に、頭痛薬を週に何度も飲む人は注意が必要だといわれています。薬物乱用頭痛の人は脳が痛みに敏感になっているため、薬の効果が切れると頭痛が起き、また頭痛薬を服用する、という悪循環に陥りがちです。自分でも「これは飲みすぎかもしれない」と自覚しつつも、頭痛を避けるために服薬を続けるケースもあります。

「もしかしたら、私も頭痛薬を飲みすぎているかもしれない」と思う場合、自己判断で急にやめると頭痛が悪化する恐れがあります。必要に応じ、内科や脳神経外科に相談しながら頭痛自体のケアをしていきましょう。

本記事では、「頭痛」での受診の目安と、薬の飲みすぎが起こす「薬物乱用頭痛」について解説しました。▶▶▶頭痛は薬以外でも軽くできる?「頭が痛い」ときに試したい医師が教える【頭痛】対策習慣では、頭痛を予防するセルフケアについて、医師の観点から解説します。


《OTONA SALONE》

特集

page top