地頭の正体は「読む力」偏差値5の差を生む教科書の読解力 | NewsCafe

地頭の正体は「読む力」偏差値5の差を生む教科書の読解力

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「語彙の壁」のイメージ
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 オンライン読書教育サービス「ヨンデミー」は、子供の「地頭」の良さは生まれつきではなく、教科書を正しく読み理解できる力の差であると指摘する。浜学園の調査では、読む力の有無で偏差値に約5の差が出ることが判明した。この記事では、子供の「読む力」の現在地を家庭で確認する方法や学習への影響について紹介する。

 一般的に、授業の内容をすぐに理解したり、応用問題をスラスラ解いたりできる子供は地頭が良いとされ、同じ授業を聞いても頭に入らず、説明を何度聞いても条件や関係がつながらない子供とは、生まれつきの能力や要領の差があるように思われることも多いのではないだろうか。しかし、両者の違いは生まれつきの能力ではなく、教科書やテストの文章、板書を正しく読み、理解できる力の差であるという。

 各学年の教科書や塾のテキストには、それを理解するために必要な「読む力」の水準が存在する。その水準に達している子供は授業から多くのことを吸収できるが、達していない子供は、いくら授業を受けても内容が頭に入りにくい。

 浜学園の調査によると、テキストを十分に読めている子供とそうでない子供の間には、偏差値で約5の差があることがわかっている。読む力が育っている子供は、文字から意味を受け取るプロセスが「自動化」されているため、脳の容量を内容の理解や思考に割くことができる。一方で、読む力が不足している子供は文章を処理すること自体に手一杯になり、理解する前に疲れ果ててしまうのだ。

 子供の読む力を家庭で確認する方法として、「次の学年の教科書」を音読させることが推奨されているという。今の学年の文章を読めていても、少し語彙が難しくなったり、文が長くなったり、内容が抽象的になったりしたときに、急につまずくことがあるからだ。

 単に声に出せているかだけでなく、抑揚をつけて読めているか・意味のまとまりで適切に区切れているか・読み飛ばしや言い間違いがないか・読み終わった後に内容を説明できるか、といったところに「読む力」の現在地が表れる。もし、不自然な区切り方をしたり、読んだ後に内容が残っていなかったりする場合は、文章の処理に負荷がかかりすぎており、内容理解に余裕がないサインだという。
《木村 薫》

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