
春らしい日々がやってまいりました。新しく何かをスタートさせる方も多いことでしょうね。今回は、いにしえから続けていると思われる、あなたの「習慣」についてお話させていただきます。まわりの大人世代と話しているとちょいちょい出てくるのが、今でもやっている不思議な習慣。例えば、ショッパー。昭和で言うところの紙袋ですね。きちんと畳んで取っているという人が多いですよね。でも、いつ使うの? あと、キレイな缶とか箱。おばあちゃま時代から取っていたから代々そうしている習慣かもしれないけれど、これまたいつ使うの? かく言う僕もハイブランドのショッパーはなかなか捨てられないですけどもね(苦笑)。というように、ついついやってしまっている「習慣」がありますよね。
美容においても同様で、若い頃に身に付けた「習慣」って、みなさん何かしら持っているんじゃないかしら。時代と我が身の変化とともに、その「習慣」の必要性が変わっていたり、もっとよい方法があったりするかも……!等身大のエイジングケアにも詳しい私、植松晃士がアドバイスをお届けします。

【植松晃士のエイジレス・ビューティ#7】
「水だけ洗顔」習慣。洗いすぎると水分不足になっちゃうから……
スキンケアで見直したい代表的な習慣といえば、”水だけ洗顔”。何十年も前から、時折、雑誌などのメディアで提案されることがありますよね。乾燥肌の方や肌が傷んでいる方が、朝、水かぬるま湯だけで洗うのはいいと思います。なぜなら、皮脂分泌が少ない乾燥肌の方が、朝から洗顔料で洗いすぎるのはいただけないから。そういった肌タイプの方が洗顔料を使うとしても、肌にマイルドな洗顔料がいいでしょう。ただ、夜の洗顔では肌に合った洗顔料を使って洗うこと! お肌のためにと、水だけやぬるま湯だけで洗うという方もいらっしゃいますが、それはトラブルの原因にもなります。
先日、日本を代表する大手の化粧品メーカーの発表会で伺ったのですが、角栓は黒いツブツブだけど、にゅるっと押し出したら先が白いじゃないですか。それが皮脂なんですって。その脂がメイク汚れや汗などとあいまって、常在菌が増えて悪さをすると考えられているそうなんです。例えば、アクネ菌も常在菌のひとつですが、汚れなどのエサが多いと増殖してニキビになる。ということなんです。もちろんニキビだけじゃなく、炎症、赤み、肌荒れなども、メイク汚れや日中ぶっ飛んでる花粉だのPM2.5だの外的刺激が原因。つまり、それらを1日1回寝る前にきちんと落とすことは重要です。
そのためには、洗顔料が必須です。乾燥肌の方は自分の肌に備わっているNMFという自然の保湿膜を取り過ぎないよう、あるいはその働きをサポートするような洗顔料を選んで。そのためにも、洗顔しないまま寝落ちするなんてもってのほか。疲れがたまってしまうお年頃ですが、今日はどうしても風呂キャンして寝落ちしてしまいそう、という日は、帰宅後すぐふき取りクレンジングや洗顔をする習慣をつけましょう。
ちなみに、僕の帰宅後の習慣としては、歯磨きとクレンジング、洗顔、スキンケア。朝は起きてすぐ、スマホでニュースを見ながらお風呂に入ります。そのあとは朝ドラ。お花たちにお水をあげてお出かけの準備をします。
「風呂キャン」習慣。体力が必要だし面倒だし、夏ならシャワーでも十分よね?

若い世代で話題にのぼることがある風呂キャン。「毎日の入浴習慣」は、どうでしょうか。結論からお話しすると、夜にお風呂に入ることは大切です。健康のためにも美容のためにも。シャワーだけでは体が温まりませんから、めぐりもよくなりません。暑い季節はシャワーで済ます人も多いですが、やはり温浴効果には、疲れをとってリラックスさせるという利点もあります。めぐりがよくなると質のいい睡眠につながるし、そうなると免疫力も上がるし、翌朝の寝起きにも違いが出てくるはず。復活、という感じ。ちなみに、入浴剤は入れたほうが、香りや色を楽しめてよりリラックスできますよね。塩素やカルキがどうという前に、エンターテインメントとして楽しんでみては?
ここまでの記事では、40代50代がなんとなく続けがちな「美容習慣」とその必要性についてお届けしました。つづく関連記事では、青春時代に流行り懐かしさすら感じてしまう「美容習慣」の今についてお届けします。
【関連記事】「メイクで大事なのは眉毛とリップ!」青春時代からのその習慣、40代50代の今でも通用する?
取材・文/中尾 慧里




