STUDY SHIFTが運営するオンライン数学専門塾「Rekai(リカイ)」は2026年3月27日、生徒が思考プロセスを自ら言語化する独自教育手法「STTSメソッド」を公式Webサイトにて一般公開した。公式の丸暗記から脱却し、4つのステップで思考を可視化することで、本質的な数学力を構築する。高校生や既卒生を対象とし、公式LINEなどから申込みを受け付けている。 現在、多くの中高生が数学を「苦行」と感じ、公式の丸暗記という表面的な学習にとどまっている。Rekaiは、数学でつまずく原因が知識不足ではなく「思考の整理術を知らないこと」にあると捉え、STTS(スタッツ)メソッドを体系化した。同メソッドは、数学の問題を解く際の頭の中の動きを4つのステップに分解し、生徒がどの段階でつまずいているかを可視化するものだ。(1)S:Sign(合図) 問題文の中に隠された、特定の解法を導き出すための「合図」を見つける。(2)T:Tool(解法) 見つけた合図に対し、もっとも適切な「公式・解法」を選択する。(3)T:Trap(罠) ミスを誘発する「落とし穴」を事前に察知し、正答率を高める。(4)S:Stock(蓄積) 解いて終わりではなく、次に生かせる知識を「持ち帰る」ことで、初見の問題への対応力を積み上げる。 同メソッドには、おもに3つの特長がある。1つ目は「『わかる』と『できる』の壁を壊す」点だ。多くの塾は「解き方」を教えるが、Rekaiは「解き方を思いつく方法(想起プロセス)」を教える。これにより、初見の問題に対しても自力で突破口を見つける力が身に付くとしている。 2つ目は「『言語化』による思考の解像度向上」だ。Rekaiでは「なんとなく解けた」を許さず、講師との対話を通じて自分の思考を言葉にさせる。言葉にすることで曖昧な理解が排除され、論理的思考が脳に深く刻まれるという。 3つ目は「『数学アレルギー』の根本治療」だ。数学が嫌いな理由は「何をすればいいかわからない不安」にあるとし、STTSという「地図(型)」をもたせることで、暗闇で迷うような不安を解消し、主体的な学習姿勢を引き出す。 開発者は次のようにメッセージを寄せている。「このメソッドをあえて公開するのは、塾の枠を超え、1人でも多くの子供たちに『数学は、自分の力で答えに辿り着けるパズルである』という成功体験を届けたいからです。教育格差が広がる今、質の高い思考の型を社会に共有することで、未来を切り拓く知性を育む一助となりたいと願っています」 また、「現在の日本の数学教育は『解法のパターンマッチング(暗記)』に偏りすぎており、本来の数学の楽しさや汎用性が失われています。STTSメソッドの公開により、数学を『苦しい暗記』から『知的な探究』へと変え、論理的思考を武器に世界で活躍できる若者を増やしたい。それが、私たちがこのメソッドに込めた願いであり、社会に対する使命だと確信しています」と、数学教育の現状についても言及している。