九州大学 共創学部は2026年3月24日、国立大学の学部レベルとして国内で初めてとなる「ジョイント・ディグリー・プログラム(JDP)」の導入について公表した。イギリスの名門・グラスゴー大学と連携し、両大学が共同で教育課程を編成・実施し、共同学位を授与できるようになる。前日の3月23日には、両大学による提携意向書の締結と、記者会見が行われた。 ジョイント・ディグリー・プログラム(共同学位プログラム)は、複数の大学が連携して教育課程を構築し、修了者に対して共同で1つの学位を授与する制度。学生は連携する国内外の大学で学修することができ、各大学の教育資源を活用しながら専門性と国際性を高めることができる仕組みとなっている。日本では大学院レベルでの導入事例はあるものの、学部段階での導入は今回が初めてとされる。 今回、JDPを導入する九州大学共創学部は、九州大学の12番目の学部として2018年に設立された。多様な背景をもつ学生たちが協力し、学問の枠をこえて世界のさまざまな課題に取り組んでおり、さらなる進展を図るべく、イギリスの名門・グラスゴー大学「社会・環境サステナビリティ学部」とジョイント・ディグリー・プログラムを結ぶ。 導入は2028年10月からを予定。本プログラムでは、アジアやヨーロッパの現場でのフィールドワークを通じて環境問題の現実について深く学び、世界規模で社会や環境の持続可能性に貢献できる人材の育成を目指す。定員は九州大学で選抜5名、グラスゴー大学で選抜5名、計10名。1年次はそれぞれの入学大学、2年次はグラスゴー大学、3年次は九州大学で修学する。4年次は研究テーマにより、学生が九州大学かグラスゴー大学を選択可能。 九州大学は、今回のプログラムにより、世界のさまざまな場所で社会や環境の持続可能性の実現に貢献する次世代リーダーが生まれることに期待を寄せている。なお、プログラムは構想中につき、今後変更が生じる可能性もある。最新の情報は随時大学Webサイトなどで公表される。