
少しずつ春の気配が感じられるこの頃ですが、まだまだ朝晩は冷える日もあります。冬の装いの今は、身体も動きも縮こまり、「優雅」や「エレガント」から程遠くなってしまいますね。そこで今回は、寒いシーズンにも美しく見せる立ち居振る舞いとコートやブーツなどのスマートな扱い方を(一社)日本プロトコール&マナーズ協会の松田玲子先生にお聞きしました。まわりの方々に差をつけて、素敵な春待ちスタイルに移行していきましょう!
【 気品を身につけるシンプルな教え#120 冬の装いのマナー編 】
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▶ダウンで着ぶくれした時の注意点
◆コートを脱ぐときこそ、スマートな振る舞いを!
コートを脱ぐ時は、コートを羽織る時と同様に、腕を上に高く上げる姿は美しくありま
せんので、コートの両肩を後ろに下ろして、できるだけ体のそばの位置で、片方ずつ腕を抜くと動きが大きくならずにコートを脱ぐことができます。その時にもコートの裾が床につかないように気を付けましょう。
◆ダウンジャケットで着膨れしたときの、バッグの美しい持ち方は?
寒い季節には、ダウンジャケットは軽くて暖かいのですが、ダウンだと少し膨れますので、バッグは腕に通しずらくなります。そのようなときは、バッグを手で持つか、または、ダウンで膨れても腕が通るショルダーバッグのタイプにすると持ちやすくなります。
▶寒い日、残念な女性にならないために
◆重ね着、ダウン、コートでも美しい着姿に!
寒いと肩をすぼめ、ねこ背で背中が丸まり歩幅も小さくなってしまいます。これではいくらおしゃれをしても素敵な女性には映りません。特にロングコートを着て、颯爽と歩く姿は美しいものです。寒くてもスマートに見せるための基本をお伝えします。背筋を伸ばして、首元にストールやマフラーを巻いてあったとしても、首を伸ばした姿勢を保って下さい。普段より小さくなってしまいがちな歩幅を、なるべくそうならないように意識し、しっかり前を向いて歩きます。
◆スマホを見ながら歩くと危険ですし、ながら動作はNG!
コートを着る時期や着ない時期に関わらず、スマホを見ながら歩きますと、他の方とぶつかるなどとても危険です。また、スマホの画面に集中すると姿勢も前のめりになり美しい姿ではなくなります。どうしても歩いている時にスマホを確認しなくてはならない場合は、一旦、どこか端に寄って立ち止まって確認して、危険やトラブルを避けましょう。
▶知っておくべき!訪問時のビジネスマナー
◆訪問の際はコートを脱いで帽子や手袋なども外して
会社を訪問する際には、コートを脱いで、帽子や手袋、マフラー等を外してバッグに仕舞い、それから受付に行くようにします。また、ご自宅に招かれた際も同様にコートを脱いで、帽子、手袋、マフラー等をバッグにしまってからインターホンを押します。
◆訪問や会食はなるべくブーツは避けたほうが無難です
冬の訪問でのお悩みに必ずあるのが、スマートなブーツの脱ぎ履きについてです。ご自宅に上がることが事前にわかっている時や、お集りでお座敷に上がることがわかっている時には、ロングブーツは避けたほうがよいですね。なぜなら、ロングブーツを脱いだり履いたりするのに手間取ることと、特に柔らかい革だと脱いだ後のブーツの姿が美しくないからです。
▶ブーツ着脱時のマナーは
◆それでもブーツのスマートな脱ぎ履きを覚えておくと急な時に困りません
ファスナーの開け閉めの際は、なるべく足を床から離さない気持ちで行って下さい。手を添えて脱ぎ履きする際は、かがみこんだり、背筋が丸くならないように注意しましょう。
脱いだブーツは、揃えて玄関の隅に置きます。クタッとなりやすいロングブーツの場合は、後でバラバラに倒れてしまわないよう、あらかじめ2つに折ってしまうのがおすすめです。革が硬めで折れない場合は、壁などに寄り掛からせて置きましょう。
これから暖かくなり、薄着になったときに颯爽としたスタイルに移行できるようにしたいものです。冬の重たさを脱却する一着で、季節感を先取りしてみてはいかがでしょうか?




