46歳「激しい片頭痛」が更年期の予兆だった。手指の痛み、足の痛みに次々襲われるが「全部の治療」は同時にはできない…? | NewsCafe

46歳「激しい片頭痛」が更年期の予兆だった。手指の痛み、足の痛みに次々襲われるが「全部の治療」は同時にはできない…?

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46歳「激しい片頭痛」が更年期の予兆だった。手指の痛み、足の痛みに次々襲われるが「全部の治療」は同時にはできない…?

閉経の前後5年を一般に更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は一般的には50歳といわれていますが、新しい研究での平均値は52.1歳とされています。となると、47~57歳の世代は更年期に当たる人が多くなります。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。

私ってもう更年期なの? みんなはどうなの?

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)

【100人の更年期#14】

◆チエコさん 48歳

医療従事者 4歳年上の夫と二人暮らし。

46歳の夏、突然、激しい片頭痛の発作に見舞われて…

チエコさんの体調に異変が現れたのは、今から2年ほど前の46歳の夏でした。看護師として多忙を極めながらも充実した毎日を過ごしていたチエコさん。いつものように夜勤に向かう準備をしていると、頭が痛くなりだしました。それまで目立った頭痛がほとんどなかったため、連日の猛暑や不規則な勤務で疲れがたまっているのかな、と思ったといいます。

頭痛は治まる気配がなく、痛みは増すばかり。次第に体を動かすこともままならなくなっていきました。頭痛薬を飲んだものの、体を動かすと嘔吐してしまい、“何かがおかしい”と思いながらも、持ち前の責任感の強さから、タクシーに乗り込み、這うようにして職場に向かいました。

やっとの思いで、勤務先の病院の更衣室までたどり着きましたが、更衣室のトイレで失神し、気づいた時には、病院のベッドの上だったといいます。

「職場では、私が出勤しないことを心配して、“何かあったのでは…”と、私の携帯に電話をかけてくれたそうです。たまたま更衣室にいた方々が、トイレから電話が鳴り続けていることに気づいてくださり、外から呼びかけても応答がなかったため不審に思い、一人の方が意を決してトイレをよじ登ってくださったそうです。そして、トイレの中で嘔吐したまま、失神している私を見つけてくれました。私はまったく覚えていないのですが、すぐに、ドクターハート(医師・看護師を呼び出すための緊急コール)がかけられ、更衣室から職場の救命センターに運ばれたそうです」

片頭痛の要因は、急激な女性ホルモンの変化だった

失神した要因を調べるため、チエコさんはCT、MRI、血液検査など、さまざまな検査を受けました。しかし、異常は見つからず、医師からは、「おそらく片頭痛でしょう」と告げられ、片頭痛専門の病院を紹介されました。

片頭痛には、嘔吐して動けなくなるほど重い症状があることは、仕事柄知っていましたが、まさか自分が当事者になるとは思いもしませんでした。

幸いなことに、その後主治医となる片頭痛を診察した医師は、ホルモン研究に長く従事した経験があり、婦人科疾患にも精通していたため、それらの検査も受けることができました。その結果わかったことは、チエコさんが耳を疑うほど、心に重く響く内容でした。

「女性ホルモンがほとんど枯渇していることがわかったのです。おそらく月経(生理)はもう訪れないだろうとも告げられて。それには、もう驚いてしまって…。というのは、倒れる2週間ほど前まで、月経は規則正しく来ていましたし、月経期間も7日間しっかりあったからです。釈然としない思いはありましたが、実際に、翌月から月経は来なくなりました」

片頭痛をきっかけに、生活や体質がガラリと変わって…

片頭痛の発作はすぐには落ち着かず、職場に復帰した後も、チエコさんを悩ませ続けました。

「主治医からは、片頭痛が起こりそうになったら、処方された緊急薬を服用し、発作を抑えるように助言をいただきました。でも、片頭痛が起きそうなタイミングの多くが夜勤中だったため、薬をうまく飲むことができず、その結果、職場で動けなくなってしまうことがあったのです。そのため、半年後に注射薬に切り替えました」

体質も変わりました。体温が上がると頭が痛くなるようになり、真夏だったこともあって、のぼせやすくなったのです。片頭痛の発作で倒れる前は、体を動かすことが好きで、暗闇の中で爆音の音楽に合わせ、専用バイクを漕ぐ暗闇フィットネス®を楽しんでいました。しかし、その趣味も体温が上がってしまうため、断念することにしました。また、湯舟につかることもできなくなってしまいました。

片頭痛の次に悩まされたのは、手指のこわばりと激しい痛み

片頭痛の発作から1年後、47歳の秋頃、朝起きると手指がこわばるようになりました。そのうちに、洗濯ばさみをつまんだり、包丁で野菜を切ったりすると、手指に激痛が走るように…。職場でも指先を使う細やかな作業が多いため、チエコさんの不安は日増しに大きくなっていきました。

整形外科を受診したところ、リウマチではないという診断でしたが、痛みは続いていました。整形外科の医師から、婦人科で一度診てもらうように勧められたことと、チエコさんなりに調べた結果、HRT(ホルモン補充療法)は、手指の痛みの緩和にメリットがあるようでした。

「HRTについて主治医に相談したところ、片頭痛の薬との併用は、難しいことがわかりました。ほてりや集中力低下の症状も現れていたため、HRTを受けてみたかったのですが、片頭痛の症状が安定するまでは、手指の痛みはテーピングでやりすごすことにしました」

こんどは両足に異変が! 足を引きずるほどの足底腱膜炎に

手指の痛みと同じ時期に、朝起きて1、2歩歩くと、かかとに激痛が走るようになりました。整形外科で足裏の専門病院を紹介され受診すると、重度の足底腱膜炎だとわかりました。足底腱膜炎とは、足裏の腱膜が炎症を起こし、足裏やかかとが痛くなる病気です。

最初のうちは、痛み止めを飲んでしばらくすると痛みが治まっていました。そのため、痛みをやりすごしながら仕事を続けていましたが、次第に症状が進み、足をひきずらなければ歩けないようになっていました。症状がここまで進んだ要因は、無理を重ねて歩き続けたことと、急激な体重増加だと考えられました。

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《OTONA SALONE》

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