痴漢抑止活動センターは、電車・バスなど公共交通機関で発生する痴漢犯罪を抑止する「痴漢抑止バッジ」を製品化し、希望者に無料で配布している。このたび、第11回痴漢抑止バッジデザインコンテストの受賞5作品を製品化し、2026年1月19日より配布を開始した。 「痴漢抑止バッジ」は、都内在住の16歳の女子高校生(当時)が母親と2人で考案した。2015年春、電車内で1年間、毎日のように痴漢被害にあい続けた彼女は、「もう二度と痴漢にあいたくない!」と決意し、「痴漢は犯罪です。私は泣き寝入りしません!」と描いたカードを身に付けて登下校を始めた。それ以来、彼女は痴漢にあっていない。 同センターは、同じように痴漢被害に悩む人々に使ってもらうため、学生を対象に「痴漢抑止バッジデザインコンテスト」を開催し、デザインを公募している。第11回目となる2025年は、148校から1,014作品の応募が寄せられた。 大学生による1次審査、中高校生による2次審査、あべのハルカスウォールギャラリー展示とWeb投票による最終審査を経て、受賞5作品が決定。1月19日より、ネット上にて配布を開始している。 今回、最優秀賞は町田デザイン&建築専門学校の小林葵子さんによる作品「痴漢、見てるよ。」が受賞した。強く睨む女の子の目をモチーフに、被害者の泣き寝入りしないという強い意思と、抑止となる周囲の目も表現している。目が印象的になるように鮮やかなピンクを用い、吊り上がった目で怒りを強調したデザインとなっている。 受賞5作品は、痴漢抑止バッジの配布サイトに新商品として追加されている。バッジは過去の受賞作品も選ぶことができる。サイズは直径57mmで、仕様は安全ピンとクリップ併用。配布サイトでは、会員登録をすると無料クーポンがもらえ、1人につき1個好きなバッジをプレゼントしている。防犯意識と知識を高めるためのアニメーションと特設サイトの記事も用意しており、あわせて目を通してほしいと呼びかけている。