子供がオンラインで読書習慣を身に付けるサービスを運営するYondemyは、大手進学塾への導入成果を分析した結果、利用頻度と成績向上に相関があることを明らかにした。読書を習慣化した生徒は、国語だけでなく全教科で偏差値が大幅に向上しているという。 2025年8月より、大手進学塾・浜学園の1年生で読書支援サービスの必修化がスタートした。子供たちが日常的に読書に親しむ習慣を育みながら、読む力の向上を目指すことを目的に、塾の家庭学習の一環として導入されている。 家庭学習では、ヨンデミーのAI選書機能を活用し、子供ひとりひとりの読む力と興味に合った本と出会うことで、読書習慣を自然と育んでいる。授業では、読書記録シートの作成・提出や、「一番面白かった本」の「一番面白かったところ」を発表し合う時間を設けている。 感想提出機能に加え、授業内でも発表の機会を設けることで、表現力や言語化能力を磨いている。また、「読書記録シート」や発表を通じて「シール」を獲得できる仕組みにより、他の生徒が読んでいる本への興味や、「もっと読みたい!」という意欲の醸成につながっているという。 2025年に浜学園と共同で、「中学受験に必要な『読む力』を徹底分析したホワイトペーパー」を作成し公開した。ホワイトペーパーでは、中学受験において読む力を小4までに身に付けることが小5以降の入試対策の前提となるなど、読書教育が学力の土台になることを解説している。 今回の導入成果では、ヨンデミーを通じて読書習慣をつけることで、中学受験に必要な読解力が伸び、国語だけでなく全教科で偏差値が向上することが明らかになった。 導入から約4か月が経過し、読書習慣が身に付いた生徒の偏差値が大幅に向上し、最大で「偏差値が30アップした」という声も報告されている。 週4日以上読書している層は、国語の偏差値で平均4ポイント上がっている。また、国語だけではなく、読書を週4日以上続けている生徒は全教科の成績が向上していることがわかった。 成績が向上した生徒のデータを分析すると、ある共通点が見えてきた。それは、読書習慣を経て「テキストが読めるようになった」ということである。裏を返せば、多くの生徒が「問題を解く」以前に「テキストを読む」段階でつまずいている可能性があるという。 Yondemyは今回の分析を通じて、「読む力」が全教科の学力を支える土台であることをデータで示すことができた。 今回の成果を受け、2026年2月より浜学園の2年生(マスターコースおよび土曜マスターコース)でも「ヨンデミー」の必修化が決定した。今後は、浜学園との連携をさらに深め、導入対象学年の拡大を進めるとともに、他の学習塾や教育機関への展開も推進していく。また、学年ごとにみた成績の変化や、塾の授業内容との関連については、今後より詳細に分析を進めていく予定だという。