お年玉をあげる期間「高校卒業まで」35%…実態調査 | NewsCafe

お年玉をあげる期間「高校卒業まで」35%…実態調査

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来年2026年のお正月にお年玉をあげるか
  • 来年2026年のお正月にお年玉をあげるか
  • 来年2026年のお正月にお年玉をあげるか(年代別)
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  • 来年2026年にあげる予定のお年玉の総額は、今年2025年と比較するとどのようになるか
  • お年玉は、いつまであげるものだと思うか
 マルアイは2025年12月16日、「2026年お年玉に関する実態調査」の結果を発表した。2026年のお正月にお年玉をあげる予定の人は4割で、あげる人数は平均3人、金額は1,000円台から4,000円台が主流であることがわかった。

 調査は2025年11月25日~26日に、全国の20代以上の男女2,405名を対象に実施。このうち「来年2026年のお正月にお年玉をあげる」と回答した604名に詳細調査を行った。

 お年玉をあげる予定の人は40.4%で、年代別では40代が47.1%、60代以上が46.0%と特に多かった。あげる人数は平均3人で、中には23人にあげると回答した60代女性もいた。

 あげる相手は「親戚の子供」が58.6%でもっとも多く、ついで「自分の子供」38.6%、「孫(ひ孫)」29.3%と、子供にあげる割合が高い。あげる金額は相手が子供でも大人でも「1,000円台から4,000円台」が主流だった。

 「10,000円台から40,000円以上」をあげる相手は、「孫(ひ孫)」29.9%、「自分の子供」24.9%、「親(配偶者も含む)」24.7%と、血縁関係がある相手に対してあげる金額が高い傾向が明らかになった。

 2024年11月に実施した「2025年お年玉に関する実態調査」と比較すると、1,000円未満は16.7%と昨年より2.4%上昇、1,000円台から4,000円台が45.5%で3.6%低下、5,000円台から9,000円台は21.1%で5.2%上昇、10,000円台から40,000円以上が16.7%で4.0%低下。あげる金額は昨年より低下傾向にあることが明らかになった。

 来年2026年にあげる予定のお年玉の総額を2025年と比較すると、「変わらない」が59.9%ともっとも多く、ついで「増える」が21.2%だった。「減る」は8.5%と1割未満にとどまった。

 「変わらない」と回答した人の理由は「あげる相手の人数に変化がない」「毎年同じ金額をあげている」が多くあがった。また「不景気だから(40代/女性)」「増やす余裕がない(50代/男性)」など、経済状況の厳しさから増額したくてもできないという声もあった。

 一方、「増える」と回答した人の多くは「相手の年齢の変化に合わせて金額を上げる」という理由だった。ほかにも「物価が上がって足りないと思うから(40代/女性)」「物価高なので1万円程度上がる(40代/男性)」など、物価上昇を踏まえて相手を気遣い増額するケースも少数ながら見受けられた。

 お年玉の渡し方は「現金をぽち袋に入れて手渡す」が77.8%ともっとも多かった。現金以外の方法は「電子マネーで送金する」4.0%、「口座に振り込む」3.8%で1割未満にとどまり、お年玉のやりとりでは依然として現金が主流であることがわかった。

 お年玉をあげる期間については「高校卒業まで」が34.6%ともっとも多く、ついで「短大・大学・専門学校生まで」18.2%、「社会人になるまで」15.9%だった。昨年の調査結果では「成人になるまで」16.4%、「社会人になるまで」12.5%と、成人を一区切りと考える人が多い傾向にあったが、2025年は「社会人になるまで」とする回答が増え、意識にやや変化が見られた。

 マルアイは調査結果について、「物価高による家計の圧迫が続く中でも、お年玉の金額を昨年から減らす人は少なく、相手の喜びや楽しみを大切にする気持ちが表れている結果となった」と分析している。
《吹野准》

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