本作は『ONE PIECE FILM RED』や『コードギアス 反逆のルルーシュ』を手掛けた谷口悟朗監督と、『崖の上のポニョ』『魔女の宅急便』など多くのスタジオジブリ作品のキャラクターデザイン・原画をつとめる近藤勝也が初めてタッグを組んだオリジナル劇場アニメーション。
主人公の画家を夢見る少女・フジコの声を担当するのは若手実力派俳優として注目が集まる當真あみ。フジコとパリでともに夢を追う少女・千鶴を嵐莉菜が務める。そして、フジコと同じアパルトマンに暮らすロシア人の青年ルスラン役を早乙女太一が演じる。
そしてこの度、バレリーナを目指す千鶴に厳しくバレエを指導する女性・オルガ役に門脇麦、姪っ子であるフジコがパリへと向かうきっかけを作る叔父・若林忠役に尾上松也、若林と飲み仲間で悪友の陽気なフランス人男性・エンゾ役に「東京03」の角田晃広、フジコの兄の友人で、リヨンの帝国領事館で働きながらパリで暮らすフジコを見守る矢島正一役に津田健次郎が決定した。
門脇は「念願だったアニメの声優というお仕事をいただけた喜びと、私自身も13年間クラシックバレエをやっていたので、お話がバレエにまつわるお話と聞いた時、運命だと思って本当にうれしかったです」と、念願の声優初挑戦で本作に参加できた喜びのコメントを寄せた。加えて、物語の脇を固める登場キャラクター達を演じた声優陣も一挙に解禁された。榊原良子、大塚明夫、甲斐田裕子、藤真秀、興津和幸、小野賢章、名塚佳織、唐沢潤、村瀬歩、内山夕実、岩崎ひろし、永瀬アンナ、黒沢ともよ、矢野妃菜喜、生天目仁美と、数々のアニメ作品で主役級のキャラクターを演じてきた超豪華な実力派声優がズラリと名前を揃える。
夢を追い続けるふたりの少女の背中を押す主題歌は、「緑黄色社会」の書き下ろし楽曲「風に乗る」に決定。パリの美しい街並みとともに疾走感あふれるメロディが初お披露目となる本予告映像が解禁された。
1912年、異国の地パリへやって来た画家を夢見る少女・フジコ。そして薙刀の名手でありながらバレエへの憧れを胸に秘める千鶴。ふたりの少女が、困難を乗り越え、互いに支え合いながらまっすぐに夢を追いかける姿が描かれる。
映像は、幼いころに初めてバレエを目にし、フジコはその美しさを絵に描き、千鶴は自分がバレリーナとして踊ることへの憧れを抱く、幼い少女ふたりの出会いの場面から始まる。それぞれの憧れを胸に時は流れ、ふたりは憧れの地・パリで偶然の再会を果たす。
「私、跡取りだし、バレエを踊るなんて無理よ」と、薙刀を置いてバレエに打ち込むことへの躊躇いを見せる千鶴と、そんな千鶴をはつらつとした明るさと笑顔で引っ張っていくフジコ。
画家になるための勉強に励もうとするフジコは「絵だけじゃ食っていけないだろ」と厳しい現実を突きつける言葉を浴び、そして、千鶴は日本人には馴染みのないバレエの世界で「東洋人の私は、バレリーナにはなれないんでしょうか」と、それぞれ涙を流しながら葛藤する姿も映し出されるが、ふたりを見守る青年・ルスランの「自分がやりたいことをやるのが人生じゃないの?」という言葉にも背中を押され、再びそれぞれの憧れへと手を伸ばしていく。どこまでもまっすぐで爽やかな物語を予感させる映像となっている。
「緑黄色社会」の長屋(Vo.)は「バンド内にバレエ経験のあるメンバーがいるなど共感する部分も沢山あるので、今回お話をいただき本当に嬉しかったです」とコメント。メンバーの穴見(Ba.)と小林(Gt.)は自身がバレエ経験者であり、運命的な縁のようなものを感じて作品に参加したことを明かす。
穴見は今回の楽曲について「私たちが今生きる現代と、フジコたちが生きる20世紀初頭のパリとを繋ぐ、架け橋のような存在になってくれたらと心から願います」との思いを語り、夢を追いかけるフジコと千鶴、そして劇場で映画を観た人全員の背中を押してくれるような楽曲に自信をのぞかせる。映画の最後を爽やかな感動で包む、「緑黄色社会」の書き下ろし楽曲「風に乗る」にも注目いただきたい。
さらにさらに、フジコと千鶴が夢いっぱいの表情で憧れのパリの街を歩く、色鮮やかな本ビジュアルも併せて到着。
色彩豊かなアニメーションで描かれる20世紀初頭のパリの風景とともに、フジコと千鶴は一歩一歩未来へと歩み始め、互いの存在に背中を押されながら少しずつ夢へと近づいていく…。そんな、夢に、そして、友情にまっすぐな少女たちの姿が映し出されている。コメント全文
オルガ役/門脇麦
念願だったアニメの声優というお仕事をいただけた喜びと、私自身も13年間クラシックバレエをやっていたので、お話がバレエにまつわるお話と聞いた時、運命だと思って本当にうれしかったです。私が演じるオルガは、千鶴にバレエを厳しく指導する厳格な役柄です。まだ海外のものに触れていなかった時代の少女がバレエに挑戦することはとても新鮮に感じました。そういう時代の先駆者たちの背中をみているような気持ちになりました。ぜひ多くの方に見ていただきたいです。
若林忠役/尾上松也
若林忠役をつとめさせていただきました尾上松也です。私の演じた忠はフジコの母親の弟(叔父)。
明るい夢想家で、フジコにとってはきっかけを作る人物です。
この物語は2人の少女を通して、踏み出す勇気の大切さと人生の喜びや深さを感じていただける、皆様にとってきっとかけがえのない作品になるのではないかと思います。
是非是非、映画館でご覧いただけましたら幸いです。
エンゾ役/角田晃広(東京03)
ガサツなダメ男、エンゾ役をやらせていただきました。初めてのアニメーション映画のアフレコだったのですが、この男の役なら…と思い臨みました。夢を追う少女たちの姿に心が洗われる作品になっております。
公開を楽しみにお待ちください!
矢島正一役/津田健次郎
星に手を伸ばす二人の女性の力強さよ。20世紀初頭のパリ。困難な時代にあって、夢を諦めず前に進もうとする二人の姿が胸を打つ。成功も挫折も真正面から受け止め、互いに支え合いながら力強く道を切り開く彼女達を応援せずにはいられなくなります。是非劇場でご覧下さい。緑黄色社会
時代背景は違えど、音楽や美術、芸術的な要素も多く、バンド内にバレエ経験のあるメンバーがいるなど共感する部分も沢山あるので、今回お話をいただき本当に嬉しかったです。しがらみも多くある中で、新たに行動を起こすきっかけになってほしい。そんな想いで「風に乗る」という曲を作りました。
時代が違えば当然悩みの種も変わる。それでも根本的なところでは、いつの時代もみんな同じような悩みを抱えているかもしれません。それぞれの悩みや生活に照らし合わせながら聴いていただけると嬉しいです。
長屋晴子(作詞)
“コードギアス 反逆のルルーシュ”をはじめ、谷口悟朗監督の作品に刺激をもらってきた身として、お話をいただいた時には胸の奥から高揚しました。
そして、奇遇にも母が営むバレエ教室で幼い頃からクラッシックバレエに触れてきた身としては、尊いご縁のようなものも感じております。
この「風に乗る」という曲が、私たちが今生きる現代と、フジコたちが生きる20世紀初頭のパリとを繋ぐ、架け橋のような存在になってくれたらと心から願います。
穴見真吾(作曲・編曲)
『パリに咲くエトワール』は2026年3月13日(金)より全国にて公開。












