
元国税職員さんきゅう倉田です。クリスマスに欲しいものは「器具備品」です。
地理や日本史、現代文、古文、漢文、数学などを勉強して、3回受験して命からがら東京大学に入学しました。
▶地獄!4時間の試験!?
専門分野に進んだ東大生の「面白い学び」
東京大学では、入学時に語学でクラス分けが行われる。
このクラスを一生の宝物とする学生もいれば、早々に見限って別のコミュニティに所属する学生もいる。
筆者は前者で、3年生になって学部が変わり、授業で一緒になることはなくなっても昼ごはんを食べるなどして交流を続けている。
先日は友人二人と高円寺に古着を見に行った。
筆者は古着に興味がないので、純粋な付き添いである。
彼らが試着するときに上着を預かったり、ペットボトルを持ったりしている。
服選びが終わると、近況報告が行われ、ふとした拍子に学びが共有される。
「生理学っていう、一番難しい試験が終わったんだよね。4時間の試験で大問が24問あった」
これまで聞いた中でもっとも長い試験だ。手が痺れないのだろうか。
▶遊びの時間も「学び」が止まらない東大生
90分の試験でもほとんど考えることなくひたすらに書き続けることがあり、途中で書けなくなることがあった。彼らが4時間の試験とどのように向き合っているのか大変気になる。
生理学がどのような学問であるのか筆者には分からない。
聞いたところによると、例えば、人は何か熱い物に触れてしまったとき、反射的に両腕を引く。触ってしまった手だけでなく、他の手や場合によっては体も少し引くかもしれない。
一方で、足で何か硬い物、鋭いものを踏んづけてしまったとき、ヒトはそのまま立っていられる。両足を引くことはない。引くのは片足だけである。
不思議だ。どうして手とは反応が異なるのだろうか。
どうやら踏んづけてしまった足と異なる足はそのとき弛緩するようになっているらしい。
そういう学びをい得られるのが「生理学」らしい。
他者の学びが専門的過ぎて興味の対象とならないこともあるが、自分の知識と結びつけばそれは何よりも気分を高揚させる。だから人々は自分の知識を増やし、他人から話を聞くのである。
【こちらも読まれています】▶東大生が導き出した!「電車でパっと目覚めるのはなぜか?」気になる4つのアンサー




