トータルウェルネスブランド「SIXPAD(シックスパッド)」から新たに誕生したフェムテックカテゴリ「SIXPAD for Women(シックスパッド フォー ウィメン)」。先ごろ開催されたローンチイベントに参加しました。
アラフィフ世代の私たちにとって、RIKACOさんの言葉が持つ「強い意味」とは
「SIXPAD for Women(シックスパッド フォー ウィメン)」のブランドアンバサダーには、われらがRIKACOさんが就任。お披露目を兼ねて、インフルエンサーさんたちを招いたトークセッションが開催されました。
われわれ団塊ジュニア世代にとって、RIKACO姉さんとは、モデルのキャリア、キラキラした都会でのご活躍、その一方で家のことも手を抜かずにこなす姿勢含めて、先達として気になる存在なんです。最近のSNSでの発信も拝見したのでこれは嬉しい限り。
私が参加したパートは、2〜30代の女性たち40人とのRIKACOさんが登壇。フェムケア・フェムテックの重要性とSIXPAD for Women の提案する「Beautiful life Female = Beautifem life.(ビューティフェムライフ)」についてどんな発信をしてくださるのだろう!
「お母さんが普通にやっていることって、ハッとさせられるよ」息子の後押しで始めた動画配信
とっても好評なRIKACOさんの動画配信についてのお話からスタート。実は、動画配信は息子さんからの提案だったそう。普段RIKACOさんが何気なく生活をする上でやっていることが、実はこだわりを持っていること、それが他の人たちに役に立つのでは、と気づきを与えてくれたと言います。なんて素敵なエピソード。
「息子がいろいろ教えてくれて。自慢チャンネルはダメだよ、憧れの生活を垣間見るのはいいけれど、一つのブランドバッグもどういうストーリーがあって迎えたのかっていう、お母さんの思いを伝えたらいいんじゃないって」
全ての人に共感してもらえなくても、半分くらいの人が「いいね!」ってしてくれたらいいなと始めたそう。
息子さんには及ばないけれど、われら後輩たちもRIKACOさんのこだわりがあることを知っている!聞きたかったのはそこ! 先輩世代たちからのSNSや動画での発信ってなかなかないので、発信内容も重みが違います。
「49歳で母を、52歳で父を亡くして」。その頃更年期の症状がひどかった
RIKACOさんは、トークの中で更年期の症状がとてもひどく、寝ている時間も長かったと明かしました。
「更年期症状はショッキングなできごとがあると重くなるとも言われるそう。思い返すと、生理が止まりつつあった49歳のときに母を亡くして、そこから症状がひどくなったと思います。母とは一緒に住んでいて、喧嘩とか悪口言い合ったりしていたのに、突然のことだったのでショックが大きかったの。しかも倒れているのを発見したのは私と次男で……。亡くなってから母の存在の大きさを感じて、帰れる場所があったからこれまでずっと私は仕事できていたのかなと感じるようになった。追いかけるように父も亡くなって、私どうすればいいんだろうってもがいていました。そもそも自分に更年期症状が出ることもショックだし、両親の死も重なって、その数年はひどく落ち込んでいました」
「更年期とか閉経とか、年寄りみたいで言いたくない。女性が終わっちゃうって、私は怖かった」
息子さんから「今いちばん辛いことは何?」と聞かれたRIKACOさんは「更年期」と答えたくらい辛い時期だったと言います。自分でコントロールできない辛さから、婦人科の先生に相談して治療に向き合ったそう。
「『いちばんつらいことをみんなでシェアするのが大事なんじゃない?』って息子が言ったんです。私、『やだ、そんな更年期とか閉経とか、年寄りみたいで言いたくない!』って言ってたから。もがいてた。でもね、みんな通る道だし、不安なことをこうしたら私はよかったよって伝えることで、人の役に立てるかもって思い直したの」
更年期に向き合う母の姿を見ていた息子さんが、またも名アシスト!
「人生の先輩たちは『生理がなくなると楽よ!』なんて教えてくれたけれど、その境地に行くまでどうなっていくんだろうっていう不安が大きかったんです。でもね、不安はたくさんあるけど、そういうワードをもっとオープンにしていくことで、楽になっていく人が増えるんじゃないかな、女性として生きていく中でとても大事なことだって気づかされました」
RIKACOさんは一大決心し、婦人科の先生とともに更年期症状にまつわる動画を公開したところ、想像をはるかに超える反響が巻き起こったそう。視聴者の女性たちが書き込んでくれた思いの詰まったコメントに、「もっと更年期や女性の閉経などについての話題をオープンにしていくべきという気持ちになれた」と言います。
骨盤底筋のゆるみから不調が続々…?なのに私たちの体のどこにある筋肉か知っている人は?
トークセッションに参加していた女性たちからの質問にも、熱く回答していくRIKACOさん。更年期より手前の世代の女性たちが多く、質問のテーマはPMS、婦人科にかかることの大切さ、産後の尿もれまで、女性の体についての共通する悩みや不安など、時間がオーバーするほど盛り上がりました。
たとえばRIKACOさんは、過去に30代で尿漏れパッドのCMに出演した経験が。今から約20年前、まだ尿漏れに対してネガティブなイメージが強い時代でした。その当時の率直な感想も語ってくれました。
「尿漏れパッドはシニア世代が使うものっていうイメージがあったから、お話をいただいたときは『えっ』と思ったけれど、よくよく聞いたら出産した約70%が尿漏れに悩まされているって知ったの。みんな言えないだけだったのね。そんな現実を知って、私が役に立つなら意義があると思ってお仕事を受けたの」
この頃から”何か役に立つなら”と女性の言いにくいような不調に対しての発信をしていたRIKACOさん。現在の”自分を大切に、自分を愛して”というメッセージを伝える活動につながっているRIKACOさんの思いを感じました。動画ではフェムゾーンへのケアも積極的に発信しています。
「骨盤底筋ってどこにあるかわかる人! 正解はここ! 大事な器官が集中してる部分なのに、加齢とともに衰えがちな部分でもあるの。骨盤底筋が緩むと尿漏れに繋がったり、骨盤内の臓器が下がって様々な不調につながるんです。こうした大事な場所に意識を向けて、セルフケアすることは人生を豊かにしていくために大事なことだと思っています。女性ってつい自分のことは後回しって多いんだけど、自分自身でお水をあげなかったら誰が愛してくれるのって(笑)」
フェムゾーンへの意識を向けるセルフケアアイテムを取り入れて。大切なのは日々続けること
女性の体調の不安、悩みをオープンに!と先導してくれているRIKACOさんから、今回ローンチした「骨盤底筋ケアガードル」についての紹介もありました。
「この前のセッションでは、ドクターが『腰回りを温めることもいい』ってお話しされていました。今回リリースされた”骨盤底筋ケアガードル”は、遠赤外線の力で血行を促進するんですって。さらに女性が衰えやすい骨盤底筋を支えるっていう機能もあって、まさにフェムゾーンをセルフケアできるアイテムなの」
参加者の中のお一人から、子どもを3人出産してから尿漏れが全然よくならないというお悩み相談もありました。
「まず、3人も産んで大変だったね!って抱きしめてあげたい。3人育てるのは当たり前にできることじゃないもの。尿漏れについては、まず病院行ってどうしたらいいか、自分の今の状態を聞いてほしいし、セルフケアも取り入れてもらえたらいいよね」
来春発売予定の「骨盤底筋ケアショーツ」を手に説明をするRIKACOさん。
座って骨盤底筋を鍛えられるEMS機器(外部から電気刺激を与えて筋肉を鍛える機器)も発売予定!
女性の体のこと、特にフェムゾーンについての話は「大切なことだから話したかった」とRIKACOさん。「自分を甘やかしていいし、自分を労っていきましょう」と締めくくり大きな拍手に包まれました。
はくだけでゆるみケアできる骨盤底筋ケアガードル。下からキュッと持ち上げてくれる”はく医療機器”。血行を促進するMTG独自の特殊繊維「VITALTECH®(バイタルテック)」を使用。はくだけで血行を促進し、お腹、骨盤まわりをケアします。
撮影/柴田和宣(主婦の友社) 取材・文/田中希