今作のテーマは“Cat has NINE LIVES.”「猫に九生あり」という、困難な状況を何度も乗り越えてしぶとく生き抜く力を表すことわざと、“9人組グループ”超特急を重ねた楽曲になっている。クールでグルーヴィーなダンスミュージックに、超特急らしいユーモアや遊び心を散りばめた「NINE LIVES」のほか、超特急が得意とするダンスチューン「ウインクキラー」、ボーカル2人の声が映えるミディアムバラード「スピカ」が収録されている。さらにTikTokでは、それぞれの人生の一部を描いたショートドラマが配信中だ。
カイ:本番前に「VS.超特急」(日本テレビ系)の収録でKEN THE 390さんに、ラップのリリックの作り方や、フロウも全部教えてもらったことが、自分たちの身になりました。KEN THE 390さんに「ラップをやった方が良いよ」と言ってもらえたこともすごく嬉しかったです。それ以外にも、アロハは別の現場で来られなかったのですが、マサヒロと僕で、普段タカシやシューヤにボイトレをしてくださっている先生のボイトレを受けに行って、ラップの練習もしたので、みんながすごく前のめりに楽しめた時間だったと思います。
カイ:「No More Cry」からの白い衣装が「ikki!!!!!i!!」のタイミングで色が付いた衣装に変わるところは、ユーキとスタイリストさんと打ち合わせしているときに、「踊っていく中で徐々に色が出てきたら良いよね」「視覚的にも一気に変わった方が面白いんじゃないか」という話になって、あの形になりました。初日に披露したタイミングでバッと変わったときのみんなの反応も大きかったですし、衣装をやっている側としては、衣装が変わったタイミングで歓声が上がるとすごく嬉しいです。そこから始まる「ikki!!!!!i!!」は、いわゆるパブリックイメージの超特急らしい曲なので、センターが変わった形で初披露できたことは、衣装と曲の効果も相まって、印象的な部分でした。
2011年12月25日に結成された9人組メインダンサー&バックボーカルグループ。2012年6月10日に「TRAIN」でCDデビュー。2022年に開催された新メンバーオーディション「超特急募」を経て同年8月8日、シューヤ、マサヒロ、アロハ、ハルが加入し新体制となった。11月からは、BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025-2026「REAL?」の開催が控えている。