社会人として安定した生活を送っていても、ふと「このままでいいのか」と不安になることはあるもの。この作品の主人公であるアラサー女性「汐見さつき」もそんな一人でした。薬品系企業で穏やかな日々を過ごしていた彼女ですが、ある日、人生の大きな決断をすることに。それは、医学部再受験という新たな挑戦でした。
「社会人から医学部に入って、人生やりなおす!」
友人の言葉に触発されて、ほぼ丸腰で受けた一次試験の結果は、合格ラインには遠く及ばず。さつきは「自分はダメかも」と深く落ち込みます。そこから予備校に入り、猛勉強を重ねてきましたが…
いよいよ本番シーズンが迫ってきました。前回、「問題の意味さえ分からない」という状態だったさつきですが、仕事の昼休みも返上するほどの熱意で勉強をかさね、「給料ンヶ月分」が一瞬で飛ぶほど授業料の高かった予備校も終わり、肝心の仕上がり具合は、一体どうなのでしょうか…?
受かるイメージができるくらいには成長したさつき。鈴木くんとあまり連絡がとれないことも、無邪気&ポジティブに捉えるさつきですが、鈴木くんの本心が「まぁ無理っしょ笑」であることは、全く知らないのです(前回参照)。
▶▶受験も恋愛も崖っぷちのアラサー女がすがった「ヤバいもの」とは
では、本命大学に入りたいがために、ある行動をしてしまったさつきの様子をお伝えします
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