2025年9月17日、キッズデザイン協議会は第19回キッズデザイン賞の受賞作品を発表した。最優秀賞である内閣総理大臣賞には「ここほれワンワン!デザインがザクザク!キッズプロジェクト」が選ばれた。受賞作品は、子供の安全・安心、創造性の促進、社会参画の機会創出などの観点で評価された。 キッズデザイン賞は、子供の安全・安心と健やかな成長発達に寄与する製品・サービス・空間・活動・研究を顕彰するものである。今回の受賞作品は、子供たちが自ら考え行動する機会を創出し、現代社会のデリケートな課題に対応する優れたデザインが評価された。受賞を通じて、子供の未来が持続的で明るいものになることを期待している。 最優秀賞に選ばれた「ここほれワンワン!デザインがザクザク!キッズプロジェクト」は、宮崎市産業政策課と国際こども・せいねん劇場みやざきが協力し、子供主体で街づくりや企業体験を推進する活動である。大人は伴走者として子供をサポートし、子供目線で気づいたことを地域に伝える仕掛けをもつ点が評価された。 優秀賞には、ビーサイズの「BoTトーク(シリーズ第5世代)」やYKK APの「伸縮ゲート レイオス」などが選ばれた。これらの作品は、子供の安全を確保しつつ、利便性やデザイン性に優れた点が評価された。 また、子供の創造性と未来を拓くデザイン部門では、ZIZOの「子どもの発達特性でつながるSNS『テテトコ』」や積水ハウスの「地域のお産の灯を絶やさない」ファミール産院ありだ誕生とその後の物語が受賞した。これらの作品は、子供の個性を尊重し、地域社会との連携を促進する点が評価された。 表彰式とシンポジウムは2025年10月6日に開催される予定で、受賞者や報道関係者のみが参加する。シンポジウムでは、受賞作品の開発ストーリーが紹介される予定である。