神奈川県、高校等進学率99.0%…2024年度公立中卒者の進路 | NewsCafe

神奈川県、高校等進学率99.0%…2024年度公立中卒者の進路

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卒業者総数、高等学校等進学率及び就職率の推移
  • 卒業者総数、高等学校等進学率及び就職率の推移
  • 卒業者の進路状況(公立中学校及び義務教育学校)[総括表]
  • 卒業者総数に対する高等学校等への課程別進学者の構成比の推移
  • 高等学校本科(全日制・定時制)進学者計に対する公立・私立別、県内・県外別構成比の推移
  • 上記以外の者に対する内訳の構成比の推移
  • 特別支援学級卒業者の進路別構成
  • 特別支援学級卒業者総数及び高等学校等進学率の推移
 神奈川県は2025年8月8日、2024年度(令和6年度)公立中学校等卒業者の進路状況を公表した。高校進学者数は、2025年3月卒業者の99.0%にあたる6万5,672人。課程別の進学率は全日制87.7%、通信制7.4%、定時制1.9%の順に多い。

 同調査は、県内の公立中学校405校(分校3校含む)、義務教育学校5校、公立特別支援学校中学部43校の2025年3月卒業者の進路状況をまとめたもの。文部科学省の「学校基本調査」と、神奈川県の「公立中学校等卒業者の進路状況調査」の結果をもとに、2025年5月1日現在で集計している。数値は、文部科学省の令和7年度学校基本統計(学校基本調査報告書)の報告をもって確定値となる。

 県内の公立中学校と義務教育学校の卒業者総数は、前年度比709人減の6万6,347人。このうち、高等学校等進学者は6万5,672人で、前年度より0.1ポイント低下し99.0%だった。内訳は「全日制」進学が87.7%でもっとも多く、「通信制」7.4%、「定時制」1.9%、「高等専門学校」0.2%と続いた。

 過去10年間の構成比の推移をみると、全日制進学(高専含む)は2018年度以降で緩やかに減少し、2021年度から9割を下回っている。定時制進学も同様に減少傾向にあり、2022年度の1.8%が過去最低の数値。一方、通信制進学は右肩上がりに上昇し、進学率は10年間で2倍を超えた。

 高等学校本科(全日制・定時制)進学者に対する公立・私立別、県内・県外別構成比の推移をみると、県外私立は前年より0.5ポイント減少、県内私立は0.6ポイント上昇、県内公立は0.2ポイント減少した。

 また、高等学校への進学準備中の者、家事手伝いの者、入院・療養者、児童福祉施設等入所者、海外の高等学校等入学者等は、466人で構成比は前年度と同じ0.7%だった。このうち、海外の高等学校等が19.1%で前年より2.9ポイント上昇した。

 特別支援学級卒業者の卒業者総数は、前年度比161人増の2,006人。このうち、高等学校等進学者は前年度比0.1ポイント減の97.1%にあたる1,947人。おもな進学先は特別支援学校高等部で1,032人となっている。

 調査の詳細は、神奈川県のWebサイトから閲覧できる。
《田口さとみ》

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