ミセス大森元貴「あんぱん」初登場 18歳から何歳まで演じる?制作統括が明かすオファーまでの経緯・現場での裏話 | NewsCafe

ミセス大森元貴「あんぱん」初登場 18歳から何歳まで演じる?制作統括が明かすオファーまでの経緯・現場での裏話

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
大森元貴「あんぱん」(C)NHK
【モデルプレス=2025/08/04】Mrs. GREEN APPLEの大森元貴が、8月4日放送の連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)第91回に初登場。制作統括の倉崎憲氏がモデルプレスらのインタビューに応じ、大森の起用理由や現場での様子を明かした。

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◆今田美桜主演朝ドラ「あんぱん」

朝ドラ第112作目となる本作は、国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしと妻・暢がモデル。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでの人生を描いた愛と勇気の物語。主人公の柳井のぶを今田美桜、のぶの幼なじみで、夫の柳井嵩を北村匠海が演じる。

大森は、作曲家のいずみたくさんをモデルにした、いせたくやを演じる。音楽を担当したミュージカル「見上げてごらん夜の星を」で嵩が舞台美術を担当することになり、嵩が作詞を担当した「手のひらを太陽に」の作曲を手がけることになっていく。

◆大森元貴「あんぱん」起用理由 制作統括が涙したライブ演出

― 大森さんの起用理由を教えてください。

倉崎:大森さんにオファーさせていただいたのは去年3月。まだ台本は半分も完成していないくらいだった中で、いずみたくさんをモデルにした役は絶対に出したいと思っていました。嵩にとっても大事な「見上げてごらん夜の星を」や「手のひらを太陽に」は後半で必ず描きたい。その中で誰がベストなのか考えたときに、実際に曲を作っている方が良いと思ったんです。去年ミセスさんは5ヶ月連続でリリースされていたり、いずみたくさんも生涯に1万5000曲以上作曲されたというエピソードがあって、どこか大森さんとリンクする部分がありました。年代問わず多くの人に届くメロディーを生み出せる方ということも含めて、役者だけの方よりも、歌うことだけでなく自分自身が作詞作曲している方が良いと思い、バチコーンとハマりました。

「大森さんでいきたいです」と中園さん(脚本:中園ミホ氏)にお話させていただいて、中園さんも「とても良いじゃないですか」と。役者としては映画「#真相をお話しします」が初めてだと思いますが、ドラマとしては「あんぱん」が初めてということで、映画とはまた違った姿を見られるんじゃないでしょうか。

― Mrs. GREEN APPLEさんのライブ「The White Lounge」をご覧になったとのことですが、そこで演技の面で惹かれるものがあったのでしょうか?

倉崎:曲より先に彼の芝居に泣けたんです。具体的に言うと「ダンスホール」が始まる前の彼の間がたっぷりあって、大画面に彼の表情が映し出されて、繊細なところも含めて、彼の表情、その間を体全身で浴びていると自然と涙が出てきて、それが忘れられなかったです。これを逃すと一生後悔する、これは役者としての大森さんをオファーしたいという胸の騒ぎなんじゃないかなと思い切ってオファーさせていただいたら、本人もいずみたくさんと何か感じるものがあったそうで、お受けしていただきました。

― オファー時には役者経験の少ない大森さんに演技面での不安はなかったのでしょうか?

倉崎:全くなかったです。朝ドラは役者の方のみに限らず、いろいろなジャンルで才能がある方に出ていただいてこそ、現場で化学反応が起こりやすいと思っていますし、芝居経験がさほどないことに関しては、全く心配することもなくオファーさせていただきました。すでに何日も収録を重ねていますが、北村さんも「とてもやりやすい」「ナチュラルに芝居に入っていける」とおっしゃっていましたし、一人の役者として見ています。

◆大森元貴「あんぱん」現場での様子 キャスト・スタッフも感化される才能

― 現場での大森さんはいかがですか?

倉崎:今回の作品では基本的にはカメラ3台で撮影していて、映画や音楽番組とは違った環境ですし「楽しい」とおっしゃっていました。初日が終わって活き活きしていて、収録に来ていただく度に本当に楽しそうにされています。収録後も毎回いろいろなお話をしますが、音楽活動とはまた違った充実感みたいなものもありますし、「あんぱん」は素晴らしい役者の皆さんに出ていただいていますから、セッションみたいなことも含めて、ご自身がとても心高まっているのが我々周りのスタッフにも伝わってくるので、彼が入ることによってさらにとても良い雰囲気になっています。

― 大森さんはプロデュース能力にも長けていますが「あんぱん」でもその一面は感じますか?

倉崎:アーティストでもあり、プロデューサー気質でもあると思います。ただ、「あんぱん」の現場においては、役者として徹していただいているので、それがまた彼のすごいところです。今回はあくまで役者の大森元貴として現場に来ていただいて、いせたくや役として全うすることに専念していただいているので、プロだなと感じています。

あとは、他のキャストとコミュニケーションを取ることはすごく大事にされていますし、基本的に前室におられて、キャストやスタッフと和気あいあいと時間を過ごしています。途中合流の中でもすぐに溶け込んでくれましたし、一度食事にも行かせていただいて、「スタッフ・キャスト一同、大森元貴さんの役者としての才能に感化されながらやっているので、そのまま突っ走ってください」とお伝えさせていただきました。

◆「あんぱん」大森元貴は何歳まで演じる?

― 衣装合わせなど、どのようにいせたくやを作り上げているのでしょうか?

倉崎:我々がいずみたくさんのご親族の方々に取材させていただいて得たキャラクター像や資料等を事前に送付させていただいたうえで、大森さんもいずみたくさんに関してだけでなく、一緒に芝居を共にすることになる永六輔さんをモデルにした役・六原永輔(藤堂日向)が登場するので、永六輔さん関連の書籍は自分で購入されて、事前に読み漁ってくださっていました。

衣装合わせに入ったタイミングで、キャラクターに関していろいろなお話をさせていただいた中で、彼が言っていたのは「いせたくやは心のどこかにずっと少年のようなピュアな心を持ち続けている方なんだな。それを大切に演じていきたい」とおっしゃっていて「ナチュラルにやっていただいたら良いですよ」みたいなところから始まりました。あとは、襟足が長めでしたが、この作品に思いを懸けてくださっていて、ご自身から「髪を短くしますよ」ということで、いずみたくさんの若い頃の髪型に近い形にしてくださいましたし、大森さんの「あんぱん」に懸ける心意気を感じたので、嬉しかったです。

― 大森さんは何歳まで演じられますか?

倉崎:50代くらいまで演じていただきます。

倉崎:一つ言い忘れていましたが、ミュージカルのシーンの撮影の日にいずみたく先生のご親族の方々が来られたんです。いずみたく先生をモデルにしたいせたくやを演じている大森さんを見て、涙されていました。それを見て我々制作チームも感動しましたし、いずみたく先生と一緒に生きてきたご親族の方々から「大森さんで良かった」とおっしゃっていただきましたし、ミセスさんの曲を聞いていずみ先生と通じる部分も感じてくださったみたいで、本当に良かったと思っています。収録に来ていただいた翌日にもメールをいただいて、「短いドライ・リハーサルの中で気が付いた点を、監督とわずかな隙間時間に話し合って直しをしていく、テクニカルな舞台ではない緻密な作業も拝見しました」といった言葉もいただきました。

(modelpress編集部)

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