学校法人品川女子学院は、2025年に創立100周年を迎えた。2025年7月24日、これを節目として、次の100年に向けて未来を切り開く女性を育成する取組み「チェンジエージェントプロジェクト」を始動することを発表した。 「チェンジエージェントプロジェクト」は、課題を自ら発見し、多様な人々を巻き込みながら社会に変化を起こすことのできる女性たちを育成することを目的としている。起業マインドをもった女性「チェンジエージェント」の育成を目指し、プロジェクトを立ち上げた。 品川女子学院によると、起業マインドをもつ人とは、必ずしも実社会で起業する人のみではない。社会のあらゆる場所で、起業家的なマインドをもって他者への影響力を発揮する人物が、品川女子学院が育成を目指す「チェンジエージェント」だという。 品川女子学院の起業マインド教育は、アントレプレナー（起業家）とイントラプレナー（社内起業家）の共通資質を育むことに重点を置いている。「チェンジエージェント」という新たな価値を共創し、組織や社会の変革を推進し、校外へのノウハウのシェアで社会的インパクトを出したい考えだ。 プロジェクトでは、28projectで培ってきた教育ノウハウをもとに、ライフステージを問わず女性が社会で活躍できる環境の創出を目指す。大切にしているのは、問題発見力・共感力・発信力・内省力。実際と同様のプロセスを経て起業を体験するプログラムや、自治体・地域ステークホルダーとの連携など、品川女子学院らしいユニークな方法で生徒ひとりひとりの起業マインドを育む。 特設サイトでは、「男女別学だからこそ女性のリーダーが育つ」「卒業生のプロジェクト主導実績、他校の3倍」など、品川女子学院がもつ強みやデータを紹介している。さまざまな分野で活躍する卒業生へのインタビュー動画も後日公開予定。在学時の経験が、現在の自分にどのように生きているかを卒業生たちが語る。 品川女子学院の漆紫穂子理事長は「今、世界はより複雑に、より多様になっています。そんな時代を生き抜くために必要なのは、自ら考え、他者と協働し、課題に向き合える力です。『チェンジエージェントプロジェクト』は、まさにその力を育むためのものです」とコメントしている。 「チェンジエージェントプロジェクト」を実施するための学校カリキュラムの実施運営、パートナー連携を目的とした寄付金も受け付けている。
【夏休み2025】紙を作って学ぶ「汐留サマースクール」出展8/2-3
