文部科学省は2025年6月27日、官民協働で進める2025年度第17期大学生等対象「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム」の選考結果を公表した。応募者総数1,204人のうち、採用者は268人、倍率は4.5倍。新大学1年生は17人中5人が採用された。壮行会は7月20日。 「トビタテ!留学JAPAN」は、日本の大学生や高校生が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的に2013年にスタートした官民協働海外留学支援制度。2023年度からは新たなビジョン・コンセプトを掲げ第2ステージ(2023~2027年度)を展開。「新・日本代表プログラム」では、5年間で高校生等4,000人以上、大学生等1,000人以上に返済不要の奨学金を支給する。 2025年度第17期の大学生等対象「新・日本代表プログラム」の応募総数は、219大学等に在籍する1,204人で、前年度(第16期)に比べ19校165人減。採用者は、105校に在籍する268人で、倍率は4.5倍。大学別の採用者数をみると、東京大学25人、京都大学13人、東京科学大学12人、東京芸術大学10人などが多かった。 新大学1年生の応募者は総数のうち17人で、採用者が5人、倍率は3.4倍。在籍校は、広島大学、琉球大学、奈良県立大学、昭和女子大学、大和大学の5校だった。今後、派遣予定者は、7月20日に文部科学省にて開催される壮行会に参加。事前研修を経て、8月1日~2026年3月31日までに留学を開始する。 文部科学省によると、6月1日時点での第2ステージ支援企業・団体は、全国105社・団体。個人寄附なども含む支援金総額は、43.0億円にのぼるという。同省では、引き続き企業・団体および個人からの支援を募集している。