女性国家公務員が初の4割超、25年4月採用…内閣人事局 | NewsCafe

女性国家公務員が初の4割超、25年4月採用…内閣人事局

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国家公務員採用試験からの採用者に占める女性の割合の推移
  • 国家公務員採用試験からの採用者に占める女性の割合の推移
  • 女性国家公務員の採用状況(2025年4月1日付)
 内閣官房内閣人事局は2025年6月13日、女性国家公務員の採用状況のフォローアップを公表した。4月1日付で採用した女性国家公務員の割合は前年度比1.2ポイント増の40.4%とフォローアップ開始以降、初の4割超えを達成。総合職試験で採用した女性の割合も36.8%と過去最高となった。

 女性国家公務員の採用については、2020年12月に閣議決定した「第5次男女共同参画基本計画」において、 国家公務員採用試験からの採用者に占める女性の割合を全体(総合職・一般職・専門職の合計)と総合職試験の両方で毎年度35%以上を目標に掲げている。

 2025年4月1日付採用では、女性の割合が全体で40.4%(前年度39.2%)、総合職試験で36.8%(前年度35.7%)と、目標35%以上を上回る過去最高値を記録した。全体でみると2019年度以降は毎年度目標を達成し、上昇傾向にある。総合職試験は2020年度に初めて目標を達成後、一旦減少に転じたが、2023年度以降は3年連続で目標を達成した。

 採用者数が100人以上の省庁をみていくと、外務省は163人のうち女性85人で女性採用率52.1%、法務省は1,024人のうち女性514人で女性採用率50.2%、厚生労働省は989人のうち女性491人で女性採用率49.6%、農林水産省は617人のうち女性が285人で女性採用率46.2%、経済産業省は306人のうち女性が136人で女性採用率44.4%、総務省は179人のうち女性が79人で女性採用率44.1%などとなった。

 一方、技術系区分からの採用者に占める女性の割合は、2025年度までに30%とする目標には届かず、前年度比1.9ポイント減の26.6%と減少に転じた。
《川端珠紀》

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